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【奮闘】心不全療養指導士を目指して

心不全療養指導士を目指したきっかけ

皆さん初めまして。田舎で働く理学療法士です。自分のアウトプットのためnoteをはじめてみました。誤字・脱字、分かりにくい表現等あるかと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。今回は心不全療養指導士試験について記事を書かせて頂きます。

2025年には65歳以上の人口が30.3%、75歳以上が13.0%到達する。心不全を含む心疾患にかかる患者は増加しつづけ、がんに次いで、死因の第2位を占める。
高齢者の増加に伴い、高齢心不全患者さんが大幅に増加すること=「心不全パンデミック」が予想されています。

引用:Shimokawa H,et al.Eur J Heart Fail 2015;17:884-892.

上記データをもとにこれからは、今まで以上に心不全患者が増える。
心不全治療・療養に対しての知識をアップデート!!の思いで受験しました。

いざ、受験対策

日本循環器学会入会→eラーニング受講→症例報告書作成→書類審査→認定試験 ざっとこんな流れです。
やはり大変だったのは、症例報告書でした。

他の職種が介入している療養指導も、連携・恊働している視点で記載していく。

日本循環器学会:心不全療養指導士 認定試験ガイドブック2020;230

普段行っているリハビリテーションの介入であればスラスラかけましたが、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士など多職種で介入している様子を記載することが条件としてあったため、介入内容を把握するのが大変でした。

僕が行った受験勉強

もともと循環器に興味はありましたが、知識には全く自信がありませんでした。
ネットで色々検索しましたが、試験対策の本は見つからず・・・
先生方の後押しもあるし、自分でお金を払っているため落ちたくはない。
eラーニング、テキスト、自分で問題作成、ガイドラインをざっと把握するの流れで試験まで勉強を繰り返しました。また、日々の臨床で患者さんに得た知識を還元することを意識して仕事をしてました。
知識は使ってなんぼ。先輩からよく言われてましたが、その通りです。

試験を終えて

症例報告、受験勉強等必死にやったおかげで、心不全に対する知識アップデートになりました。特に、他の職種の役割を理解することって重要だと思うんです。
私はこの資格を今後どのように活用していくか現在検討中です。
資格自体が出来たばかりなので病院全体で動くためには心不全療養に興味がある方、知識がある方を増やしていく必要があるのだと思います。

私自身まだまだ未熟者です。一緒に頑張る仲間が増えるといい刺激になります。
心不全患者さんを一緒にサポートできる仲間が増えますように。

おまけ

最後にOX問題を少しだけ書きます。実際の試験問題ではなく、私が試験対策用に作成して問題です。ご理解のほどよろしくお願いします。

①CHADS2スコアでは65歳以上の場合は最低でも1点となる。
②アルコール性心筋症は一般的に80〜90gの純エタノール換算量を3年以上にわたり摂取すると発症すると言われている。
③急性心筋炎の典型的な臨床経過は感冒症状や消化器症状から始まる。
④糖尿病患者の約半数が左室拡張機能障害を有すると報告されている。
⑤心臓悪液質の予後は極めて悪く、3年生存率が50%と言われている。
⑥ブリンクマン指数200以上であれば、ニコチン依存症と診断する。
⑦日本人の平均食塩摂取量は、ここ10年で増加傾向である。


答え
①✖️②✖️③○④○⑤○⑥✖️⑦✖️

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