川乃もりや

元コンビニ社員・元コンビニオーナーの経歴を持つフリーライター。主にコンビニ関係のライテ…

川乃もりや

元コンビニ社員・元コンビニオーナーの経歴を持つフリーライター。主にコンビニ関係のライティング活動を行なってます。http://kawarimonoya.jimdo.com/

最近の記事

コンビニ金融道〜3発目

コンビニ金融道と題したシリーズは一応これでラストだ。 10数年前、筆者が最初から最後まで対応した事例である。 その店のオープンからの売上実績は上々だった。 当時、その地区では出店ラッシュの時期だった。 コンビニ出店計画の流れはどのチェーンも変わりない。まず、10〜30店ほどの規模で出店を進める。2段階目として50〜100店舗だ。この100店が一つのラインとなる。 何故ならば、100店規模が一つの物流拠点の損益分岐となるからだ。 なので、一つ地域で出店する時には、100店ま

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    • コンビニ金融道〜2発目

      「相撲の果ては喧嘩になり、博奕の果ては盗みになる」という言葉がある通り、ギャンブルは身を滅ぼす。 かくいう筆者もギャンブルと無縁の人生を送ってきたわけではない。 麻雀、競馬、パチンコと一通りのことはやってきた(麻雀、パチンコをギャンブルと言って良いものかは別として)。 筆者も長い期間ハマって抜け出すのに苦労したのが、パチンコ・パチスロである。 ギャンブルにハマると思考がオカシなことになる。ギャンブルをやらない人にとっては「アタマ大丈夫か?」というギャンブル脳を少し紹介して

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      • コンビニ金融道〜1発目

        フランチャイズシステムは、ある意味特殊なシステムだ。 通常、商品仕入れ代金が先にないと商売はできない。 ところがコンビニは、加盟するために必要な加盟金以外の出資金を必要としない。 それ自体に問題があるわけではない。それどころか、そのシステムのお陰で誰でも手軽に商売を始められるというメリットがある。 だが、オープンアカウント制度と呼ばれるコンビニ独特な金銭システムは、時に加盟店オーナーの首をシメる。 ※オープンアカウント制度 売上金管理、仕入代金管理等の金銭やり取りを一括

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        • すべて知って始めたオーナーがヤメざるを得なかったコンビニフランチャイズ契約の闇

          コンビニエンスストアのフランチャイズシステムというものは、良くも悪くも考えられている。 熟成期に入ってきた日本のコンビニだが、従来のシステムで進むといずれ破綻が起きることは間違いないだろう。 日本には様々なチェーン展開している業態がある。その中で、コンビニエンスストアは他の業態とは違う進化をしてきた。 簡単に説明すると、他の業態、主に飲食系チェーンは、本店が細胞分裂のような形で増えていったのに対して、コンビニチェーンはそれぞれ別のものを移植したいわゆる寄り合いで、大きく

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        コンビニ金融道〜3発目