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性格についてのある日の会話

私「最近気づいたんだけど」
夫「うん」
私「私ってかなり世の中の人々の端っこにいるんだなって」
夫「ん?」
私「お父さんより普通だと思ってたんだけど」
夫「は??」
私「私の方が変なんじゃないかって」
夫「そうだよ!昔から言ってるじゃないか」
私「私と同じようなこと考えてる人ってちょっとしかいない」
夫「それ、今気づいたの?(笑)」
私「うん。最近」
夫「(笑)そうなの?残念だったねえ!」
私「考えてみれば実家の家族でも浮いてたしさ」
夫「うん」
私「学校で友達はいたけど親友じゃなかったのかいま年賀状だけの関係だし」
夫「うん」
私「この家族の中でも変だっていうことはさ」
夫「そうね」
私「意気投合、みたいな人に出会ってないんだよね」
夫「おお」
私「お父さんと話してても、ああ通じた〜!って感じしないし」
夫「うん、わからないね」
私「わからんのか。さがせばどこかにはいるかな?」
夫「いるかもね」
私「SNSではいそうだけど、ツイッターはマイクラアカウントになってるし」
夫「そうね」
私「noteもコメントできるけど、おしゃべりより読み書きする所って感じで」
夫「さみしいのね」
私「出かけて行ったりはしたくない」
夫「そうね」
私「ずっと、お父さんの方が変だと思ってたのに」
夫「違うて言うてるやろ!(笑)自分は普通だと思ってたの?」
私「うん。だって周りの人の思ってること察しがつくし」
夫「そうなの?」
私「言われることも意味わかるし、お父さんより空気読んでるもん」
夫「でも意見違うんでしょ?」
私「違うけどさ、分かるから自分も同じ仲間だと思うじゃん」
夫「でも言っても通じないんでしょ?」
私「うん。相手の言うことわかるけど自分は違う意見だから、言えば分かると」
夫「わかってもらえると思うの!?」
私「言ったらこっち側に来るだろうと」
夫「思うの!?」
私「こういうことだよね、って言っても分かってくれない」
夫「だろうね(笑)なのに自分は普通だと思ってたの?」
私「うん。最近まで」
夫「へえ、そうなの(笑)」
私「もっと自分に近い人と結婚すればよかったと思ったりしたけど」
夫「ああ、そう」
私「そしたらどんな子が生まれたか考えると」
夫「はあ?」
私「よかったのかも。少しは普通ぽいお父さんで中和されて」
(私はこどもが普通だったらよかったとは思ってなくて、
おもしろい子が来てくれた、みたいな気分なんだけど、
こどもはたまに「普通が一番だよね」と言っている)
夫「(笑)」
こども「なんの話してるの?」
私「お母さんが変だと気づいた話」
夫「話し相手だったらこどもとしたらいいじゃない。似てるんでしょ?」
私「でも興味ないことには返事もしてくれないし」
夫「くれないね」
私「夢中で話してくれるコンピュータの話は難しすぎてわからないんだよ」
夫「残念だね〜(笑)」
こども「ん?」
私「いや、プログラミングとか、すごいのはいいんだけどね。いいんだよ」
夫「お父さんも最近わからん」
私「え!?お父さんはわかってよ。話し相手してくれんと存在意義が半減」
夫「そうだね(笑)」
私「もう今となってみると、学校とかバイトとか、なんで行けてたのか、って」
夫「そうだろうね」
私「今もう無理。会社とか学校とか町内会とかそういうの全部無理な気がする」
夫「何言ってるの?出てくれて全然いいけど」
私「だからそういう外に行くのはお父さんよろしく」
夫「何言ってるかな?ほんまにもう(笑)」