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メタバースのイベントに参加してみた

メタバースを会場にしたオンラインの北海道のイベントに申し込んでみた。
メタバースというものに一度入ってみたかったから。
こどもがやってるマイクラもメタバースだという話もあるけれども。
それに、北海道は『動物のお医者さん』の舞台でもあり、
新婚旅行で行ったきりだけど、行けるものならまた行きたいし、
住めるものなら住みたいくらいだから。
ゴーグルをはめて、みたいなのではないので、普通にパソコンで参加できる。

事前にSpatialというメタバースにアカウントを作っておかないといけないので、
こどもと一緒にやってみた。
Spatialというのはアメリカの会社で、サイトも英語表記しかないけど、
イベントの主催者が日本語でアカウントの作り方を説明してくれてるのを見て、
あとはdeep Lで知らない単語を翻訳しながらやってみた。

アカウント名、何にするかうーんうーんと悩んでいると、
こどもが「もう〇〇でいいじゃん」と軽く言うので
「じゃあそれにするか」と入れてみて、
「赤い字になった。誰かが既に使ってるってこと?じゃあ数字つけ足そう」
で決まった。いいじゃんと言ったこどもが「それでいいの?」って笑う。
いいの。次はプロフィール?SNS?
そうか、このメタバースも各種SNSのように仲間を見つけて交流する場なのか。
最初からあれこれ公開しても不安なのでとりあえず空白のままにして次へ。

アバターを作る。
出来上がってるのを選べば早かったけど、気に入るのがなく、見ているうちに、
髪型、髪色、シャツ、ズボン、靴、と細かく選ぶコースに入り込んでいた。
全体的にアメリカっぽい(?)デザインのが多くて、
私のアバターとしてしっくりくるような、地味な日本のおばさん的なのがない。
アバターなんだから似てなくてもいいんだけども。
「ああ〜違う!こういう感じじゃない。何がいいのかわからなくなった」
と何周もパーツを見ている私。
「ねえ、そこ横にドラッグしてみてよ。ほら、回るでしょ。背中側も見れるよ」
とパソコン操作に慣れていて面白がっているこども。
「うーん、まあこれでいいか」
白いシャツにジーパン、スニーカーのアバターができた。保存。

ここで日本語説明は終わっている。
これでイベント参加の準備完了?
いま仮の仮想空間に私のアバターがいる画面なんだけどどうやってログアウト?
仮想空間の右上にはログアウトボタンがなく、しばらく悩む。
もしかしてこれか?と、leave、というのをクリック。
仮想空間が閉じてspatialのホーム画面になった。
無事ログアウト。
説明もないようななんでもないところで悩むと逆に難しい。

イベント当日。何時からだっけ?と見たら開始3分前。
洗濯とかお昼ごはんとか片付いてない。どうしよう。
開催時間中いつでも入退場できるので、とりあえず洗濯機を回してきて入場。
会場図を見て歩き回ってみる。
思ったより空いてたので歩き方が変でも気兼ねなく。
慣れた人のアバターがサーっと横を歩いていく。
それに比べると私のアバターは挙動不審だ。
二歩三歩ずつギクシャク進み、壁にぶつかり、飾り付けに突っ込み突き抜け、
勢いあまって建物も突き抜けて海に落ちそうになってジタバタして戻り、
変なところで立ち止まったり、席に座ったと思ったらうっかり立ったり。

少し気が落ち着いてきて周りを見回すと、
ステージの登壇者の呼びかけでくねくね踊り出す客席のアバターたち。
シュール。
講演を聞きながら家事も進める。
北海道に来たことがある人手を振ってくださーい、って言ってる。
ああ、手振りたいけど手がふさがってる。残念、間に合わず。

タイムテーブルを見て、キーワードの文字が発表される時間と場所を見て、
その5文字を集めつつ、合間に北海道クイズなど好きな展示を見にいく。
洗濯と昼ごはんで手があかない時間は、夫にキーワード集めを手伝ってもらう。
私「酔ったかも。もうすぐ3文字目だから見といて」
夫「これもマイクラ酔いみたいになるの?操作、マイクラと同じ?」
操作は大体マイクラと同じ。
夫「これ、何ができるの?」
私「その看板みたいなとこから入っていろいろ見に行けるんだよ」
そして夫も酔う。
夫「酔った。あかん。タイムラグが。うちの通信環境が弱いから」

4文字目まで見つけて、5文字目を探す。
夫「見つからん。ここのどこかにあるはずだけど分からん」
私「スタッフに聞いてみようって書いてあるね」
探していると向こうにスタッフさんのアバターがいる。
こっちを向いてハートが出たりジャンプしたりしている。
もしかして呼ばれてる?
私「どうしよう。人見知りだからアバターでもよう話しかけんわ」
夫「どうやったら話しかけれるの?」
私「えーっと」
と言ってるうちにスタッフさんのアバターは去っていく。
夫「もうそろそろ終了時刻だからね」
私「洗濯物見てくるから探してて」
夫「あ、あった!イスの裏に!」

ちょっと酔ったけどおもしろかった。
コネクト北海道ラボ
来月また次回があるようなので楽しみ。

実物より若い私のアバター