懐かしい先輩

未だに画像の投稿がうまくできない…。アイコンの画像も設定しなくちゃ。

小学生の頃はゲームが大好きで、将来プログラマーになりたくて工業高校の情報科に入学した。

中学の頃には部活と音楽ばかりで、すっかりゲームはしなくなっていたのに。今思うとなんでプログラマーを目指していたんだろう。

しかもその頃はタッチパネルのようなやり方でゲームを作ると思い込んでいて、高校に入ってJavaやC言語などというのが出てきて、勝手な思い込みは軽々とぶっ壊された。

先日懐かしい先輩と久しぶりに会った。多分10年ぶりくらいだと思う。

少し遠いところに住んでいる先輩のところまで電車で向かった。電車の中で最近買った本を読みながら。

その本のキャッチに『編集者が5回泣いた。』と書かれてあったが、僕は2回泣いた。斜向かいに座っていたおばちゃんに悟られないように、無理矢理涼しい顔をしながら読んだ。(多分涙は溢れていたと思う)

そうしている間に目的地の駅に着いた。駅まで先輩が車で迎えに来てくれていて、なんかそわそわしている先輩に代わって僕が運転することなった。車の運転は好きだ。

肩の荷が下りたのか、先輩が懐かしい話をし始めた。10年以上ぶりに再会したとは思えないくらい自然に会話している。思い出ってすごいなと思った。

ご飯を食べて、散歩しながらたくさん話した。あっという間に時間は過ぎて、僕は電車で、先輩は車で帰った。ちょっと危なっかしい運転で。

帰り道、ちょっとノスタルジックに雰囲気に浸りながらも、妙な清々しさがあった。心がスッとした。自分でもよくわかない張り詰めていたものがあったのだろう。

歳を重ねるたびに、誰かに支えられて生きているんだなぁとしみじみ思う。

先輩、ありがとう。(無事に帰り着いただろうか)

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