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08大衆に広まる装飾

こんにちは!

どうもnakarikuです。

先日に引き続き、今日もやりますよ!

今日は、アール・デコについてです。


目次
□アール・デコとは?
□ル・コルビュジエも参加していた!?
□アメリカで開花
□思ったこと



アール・デコ

アール・デコとは、

ジグザグ模様、放物線、流線型のモチーフを始めとする極めて幾何学的なパターン

を特徴とする装飾の様相のことです。

ガラスや金属といった均質感のある材料が重用されるといった、

工場で大量生産する

このができたため、

高貴な装飾芸術ではなく、大衆性も持ちえた装飾となり、瞬く間に世間に広まっていきました。

名前は、1925年に行われたパリ万国装飾芸術博(現代工芸美術国際博覧会などと色々言い方があるみたいです。)
にちなんで「アール・デコ」と呼ばれるようになりました。


ル・コルビュジエも参加していた

この博覧会には、コルビュジエも参加していました。しかし彼はこの装飾芸術に賛同したのではなく、

むしろ攻撃を表面したものでありました。

装飾を「虚偽でである」と批判し、

全く装飾を排除したエスプリ・ヌーボー館を建て新時代の様式を示そうとしました。




アメリカで開花

19世紀以降合衆国の建築界で主流をなしていたのは、エコール・デ・ボザールの影響を受けた歴史主義でありましたが、これに代わってアール・デコが受け入れられました。

中でも代表的な建築は、ウィリアム・アレンが設計したクライスラー・ビルです。

このビルは、当時世界一の高さ391mを誇っただけではなく、完全にゴシックの表現から離れ頂部の外装材はステンレスを使われるなど、アール・デコの摩天楼の象徴となったそうです。




思ったこと

これまで色々な社会の背景から装飾の形態の変化や装飾の在り方が変わっていきましたが、とうとう産業と結び付いて大量生産という現代に適した形になったのかなと思います。

根本的にいくら社会の背景があったとしても、これまでの装飾は、高価であったため広く普及できずに短命終わってしまった気がしました。

これは、現代のハウスメーカーの住宅が売れている現状に近いのかなと思ったり。

でもそれで、その人たちが幸せで豊かな生活を遅れているならばそれを否定する理由はひとつもなく、限られた人々の生活を豊かにする事が建築家が作る住宅なのでしょうか。

いくらこちら側があの手この手で工夫を凝らしていたとしても、その通りに使い手が使うとも限らなし、空間を認識するとも限らない。

こちら側とあちら側には明らかに差があるのは確実だが、使いのヒアリングを通していればそうならなかったりある程度の意図は通じるのかなと思ったり、

これは実際に仕事に就いてから出ないとわからないかもしれません。

ただ、ある程度の明解さは必要だと思っています。

相手にしているのは、建築の人ではなく、
建築の知識があまりない一般の方。

そこを忘れずに、建築というものを考えていきたいものですね。


少し話がそれてしまいましたが、
今日はこんなところで終わりにしたいと思います。

読んで頂きありがとうございました。



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