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心の曖昧さと向き合う時間。

つい先日まで正月だと思っていたら、
もうそこには春がやってきている。
年始に元気よく始まったnoteも気がついたら2ヶ月丸っと何も書いていなかった。
それどころではなかったという、個人的な事情もあった中で、今、この気持ちを忘れまいと文字を綴る。

2022年12月からつい先日まで。
今までに体験したことのない時間を過ごすこととなった。

それは今考えるととてもよろこばしく、しあわせに満ちた話のはずだけど、あの時、あの瞬間のわたしはそうは思えなくて、つい先日まで、その渦の中にいることとなった。

性格もあるのか、内容としても、他者に話したとて解決できるものではないということもあり、そもそも、人に何かを相談したり、弱音を吐き出すようなタイプでもないので、それはそれは、なんとも言い難い、いやーな時間を過ごしていたように思う。

つい先日、その出来事のすべてを払拭してくれる事柄があり、
自分が考えていたことは一体なんだったのか?
あんなに悩み考えたあの時間はなんだったのか?と、振り返り思う。

毎日が薄暗い闇の中を彷徨うような感覚だったあの日々が、他者のたった一言で朗らかな現象に変わるのだから、ほんとうに、人の思考というのは単純であり複雑だと思う。

現象としてはなんら変化はないけれど、心が晴れることにより、同じ事柄でもまったく捉え方が変わり、現象さえも違う出来事に感じるのだから、起きていることというのは、解釈によって如何様にでも変容させられるのだとも感じる。

心の変化は不思議なもので、誰にも話せない悲しい話から、大事な人には直接お伝えしたい大事な大事な話に変わった。
あの時あの瞬間、同じ内容の話であったとしても、伝えるこちらが、悲しい話として相手に話していたとしたら、きっと、相手にとっても同じく悲しい話になっていたのだろうと思う。

わたしには、自分の意思を曲げない強さはあるけれど、その強さが足を引っ張り、時として弱さに変わることもある。
誰かの意見やなにかにコントロールされることもなく、他人の意見に翻弄されることもほぼない。ある意味の強みではあるけれど、この強みは弱さでもあるということを再認識する時間となった。

多くのことを決める機会に遭遇してきたし、これからも遭遇するのだろうけれど、これだけ悩み、考えることは今までなかった。
この先も同じテンションで同じような状況になることはやってこないと思う。
向き合うことの重みを知り、散々向き合い尽くして、結果、他者の一言で救われる。とても単純であり複雑な生き物、人。

人をやめる時は命が終わる時。
その時まではこの単純さと複雑さを持ち合わせつつ、多くの時間を大事に噛み締めて歩みを進めようと思う。

たったひとり。
ずっとサンドバッグの如く、冷酷な日々を共にしてくれた大事な方へ。
あなたという人の大きさと尊さを改めて今、感じています。
心からの感謝と敬意を込めて。出逢ってくれてありがとう。

"出逢いは一瞬遅からず早からず
最良で最高のタイミングにやってくる”
by朝倉千恵子先生

今日も生きていられるこの時間に感謝。
明日も目が覚め、共に歩めることを願って。