クラウドで実現する「ちょうどいい」連結会計:結/YUIのご紹介
リリースから1年半程経ったクラウド連結会計ソフト結/YUIですが、当初想定していた方向に、リリースしてからの状況を踏まえて多少の軌道修正を加えて、ようやく進むべき方向性が明確になってきました。
そこで、改めて結/YUIの開発背景や概要、連結実務の話から結/YUIを使った場合の実務、そして今後の開発予定も含めて書き溜めていきたいと思います。
読みやすい長さで定期的に更新していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
1.なぜ「ちょうどいい」連結会計ソフト結/YUIを開発したのか
①単体・連結・開示・監査を一気通貫にしたい
私の目標として「単体・連結・開示・監査を一気通貫にしたい」というものがあります。具体的なイメージとしては、借入をしたら管理表が自動で作成され、管理表から仕訳作成(元金は返済に合わせて、利息は発生に合わせて作成)、管理表から連結パッケージへ自動転記(内部取引又は外部借入であればキャッシュフロー用の増減表)、管理表から注記情報が自動作成(金融商品時価開示など)され、監査用には管理表から契約書や時価評価の検証ができる、といった感じです。そのためには、「連結決算」をもっとシンプルに、もっと使いやすく、監査もしやすく、また、一気通貫にするためには単体会計ソフトと開示システムとAPI連携した連結会計システムが必要でした。
②Excel連結と既存システムの間の「ちょうどいい」連結ソフトが必要だった
また、「連結決算」については別の課題もありました。具体的には、最初の子会社数が少ないうちはExcelで連結財務諸表を作成しても全く問題ありませんが、その後子会社数が増えて来たり海外子会社が増えて来たりすると数式が複雑になって属人化し始め、その方が退職等してしまったら誰も作成できない状態になってしまいます。また、作成者以外は誰もチェックできないので内部統制的にも問題となります。そこでシステム化を検討しますが、既存システムは機能は充実しているがそこまで必要なかったり、機能が充実している分料金が高かったりするためにシステムへの移行のハードルが高く、引き続き複雑なExcelで連結を作成せざるを得ず、さらに属人化が進んでしまいます。それを解決したいという想いもありました。
そこで、Excel連結と既存システムの間の「ちょうどいい」連結会計ソフトである結/YUIを開発することになりました。
2.まとめ
以上、開発した理由としては大きく2つ。1つは私の個人的な「単体・連結・開示・監査を一気通貫にしたい」という想いから、単体会計ソフト、開示システムとAPI連携した、かつ、監査もしやすいクラウド連結会計ソフトが必要だったという点、もう1つが連結決算における課題で、Excel連結と既存システムの間の「ちょうどいい」連結会計ソフトが必要であった、という点です。このような背景から、結/YUIの開発に至りました。
理念的な「ちょうどいい」は説明できたと思いますので、次回以降、連結会計の基本から、結/YUIの具体的な機能などご紹介したいと思います。
【クラウド連結会計ソフト結/YUIについて】
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