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[GAS]CSVファイルをスプレッドシートに転記(その2)

前回、「CSVファイル内のデータを丸ごとスプレッドシートに転記する」というGASを記しました。

今回は転記後のCSVファイルを「使用済みフォルダ」に移動させるまでをGoogle Apps Scriptで実装します。

下記のように、「CSVファイル」Googleドライブフォルダの中に、
「使用済みファイル」フォルダを作成します。
CSVファイルは1つしかない、とします。(この場合は「データ1.csv」のみ)

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スクリプトはこちら。

function CSVtoSS() {

 const folder  = DriveApp.getFolderById('/***Folder_ID***/');//csvを格納したフォルダのID
 const moveDir = DriveApp.getFolderById('/***Folder_ID***/');//使用済みフォルダ(上記フォルダ内)
 const files   = folder.getFiles();
 const file    = files.next();
 const fileId  = file.getId();

 const blob   = DriveApp.getFileById(fileId).getBlob();
 const csv    = blob.getDataAsString();
 const values = Utilities.parseCsv(csv);

 const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
 sheet.getRange(1, 1, values.length, values[0].length).setValues(values);

 file.moveTo(moveDir);//使用済みフォルダに移動

}

定数「folder」で指定したフォルダにあるcsvファイルを開き、データをスプレッドシートにコピーした後、定数「moveDir」で指定したフォルダに移動する処理を実現できます。

スクリプトを実行すると、「csvファイル」フォルダにあったファイル「データ1.csv」がなくなり
↓↓↓

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「使用済みファイル」フォルダを開くと、「データ1.csv」が移動されたことが確認できます
↓↓↓

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スプレッドシートには以下の通り、csvデータが貼り付けられています。

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csvファイルを開く→スプレッドシートにコピペする→csvファイルを別フォルダに移動する、という定型作業は毎日のようにあることも多いかと思います。
シンプルなスクリプトですが、一度利用すると便利で手放せなくなります。


続きの記事を書きました。


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