みんなの九州きっぷ旅 DAY2-①. 大分
DAY2. SAT
さあ、いよいよこの旅の本丸である『JR九州乗り放題』。
私がこの旅に課したミッションは
『みんなの九州きっぷで行ける県全てに降り立つ』こと。
福岡はクリアしたので、あと4県。いざ出発!!
みんなの九州きっぷとは
みんなの九州きっぷについて、簡単に説明すると
JR九州の普通・快速・特急・九州新幹線の自由席が乗り放題
指定席も6回まで予約可能 (乗車予定日の3日前から予約可)
連続する土・日で利用可能
全九州版(15,000円)と、九州北部版(8,000円)で販売
購入は、利用日の3日前まで。ネット予約可。
初回は全九州版(10,000円)、北部版(5,000円)で販売されていた。
つまり、全九州版ならば『鹿児島~博多』間の往復新幹線移動でサクッと元が取れてしまうわけです。さらに、購入券で指定席も利用OK。各施設の利用特典など、これでもかというほどお得が詰め込まれている神きっぷ。
JR九州の心意気に感服を通り越して心配になってしまう値段設定。
あ・・・でもお言葉に甘えさせていただきます。
今回は、九州北部版を購入しました。
宮崎・鹿児島を除いた北部5県がエリア内です。
ではでは、いざ博多駅へ。
8:22 ソニック7号乗車
博多駅で朝食ハントをして、ホームでお目当ての列車を待つ。
待っている間も、見慣れない列車たちの往来に心躍る。ただホームに突っ立っているだけでも、すでに楽しい。
そんなこんなで、お目当ての列車が入線。
ソニック青!!!きたー--!!!!
メタリック!速そう!!変形しそう!!!(しません)
この、ひと昔前の近未来感。乗る前から、すでに良い。
さっそく乗車。
人気のないうちに座席の写真を。と開けたところはグリーン車でした。
しかもお一人乗っていた。ごめんなさい(写真撮ってから気付いた・・・)
指定席は床が木材で、メタリックな無骨さの中にぬくもりを感じます。
座席もゆったり座り心地よし。窓際にはコンセントも完備。最高じゃないですか。
細部まで、いちいち凝っている。
さあ、車内をひととおり楽しんだところで食事といきますか。
本日の駅弁は 『焼き鯖めんたい弁当』
どう?この魅惑のビジュアル。
鯖にかけるためのお醤油が付いているのですが、なんとバター醤油!!
鯖と明太子だけで満足度はMAX値なのに・・・。
美味しさにとどめを刺すかのように、バター醤油をたらりとかけて、鯖をほぐします。ご飯・鯖・明太子・高菜・卵・・・いっきにパクリ。
ああ・・・口福・・・・!!!
味が濃いのでビールが進む、進む。これは、つまみとしていけるやつ!!
鯖も肉厚でボリューミーなので、塩分も相まっておかずより先にご飯が無くなってしまいます。そのあとは残りの鯖と付け合わせをチビチビとつまみながら、ゆるりと列車飲みを楽しみました。
ところで、私は電車に乗るとき必ず海側の席に座ります。
今回も指定席を取った時、海側でとお願いしたのに、いざ座った席は何故か反対側。釈然としない気持ちを落ち着けるように、まあ景色いいし、いっかと思っていたら 「小倉駅にて進行方向が変わりますので、座席を回転してください」 とアナウンスが。
スイッチバックあるんだ!
あわてて、テーブルの上の宴会状態を整理し座席をターン。
アトラクション感あって、面白い。
座席の向きが変わり、海ビュー席に。
車窓からの海岸線、楽しめました。ちょっとだけw
10:34 別府観光
別府上陸!
さっそく、駅前のシンボルである「あの人」にご挨拶。
別府観光の父、油谷熊八氏。
バンザイに片足まであがっちゃって、やんちゃがすぎる。
駅前ロッカーにてリュックを預け、いざ別府観光。
もちろん、お風呂グッズは忘れずに持ち歩く。
電車に揺られたし、早朝からわりと歩いたし疲れたな。という頃合いに出現した足湯。なんと、百貨店の半地下にございます。
浸かる前に飲み物をば、と百貨店内へ。
うわ!スタバあるじゃん!!(しかも人口密度少なくて並ばないやつ)
スタバには非常に惹かれたけれど、フラペチーノでお腹をこわす民なので、ここは持ち歩き可なボトル飲料でいきましょう。
駅前に映画館とスタバ、無印良品があるって、完全にお街ですやん。
さて、足湯に浸かるぞといそいそ靴下を脱いでいると、地元のお姉さま登場。 「ここのお湯、ぬるいでしょ。」と出合い頭に一言。
「ぬるいから、ここらの人は誰も入らないのよ」 とおっしゃるお姉さまと相席。たしかに別府の湯は熱いと聞いているけれど・・・足湯ってこんなもんじゃない?と思いながら、束の間のチルタイム。途中で、チャリダーっぽい男性も足湯参加。サイクリングの途中に足湯があったら、そりゃ入りたくなるよなあ。
別府湾に出て海を眺めてから向かったのは、別府タワー。
駅から徒歩で行ける観光地がここしか無かったから・・・という消極的発想で行ってみたけれど、予想を超えるナイススポットでした(全私比)。
現在別府タワーは、絶賛改装中。
リニューアルされる前の別府タワーに、ギリギリ間に合ったってことですよね?!
展望室へあがって、受付にてお会計。
現金払いの人は、事前に1階でチケットを購入するけれど、PayPay払いの場合は直接受付まで。受付で支払いを終えるともれなく、人気の白ヘビちゃんに会うことをすすめられます。
白ヘビちゃんコーナー。もったいぶる。
ヘビちゃん苦手な人は高速スクロールしてください。
まさかの!!本物ヘビちゃんだった!!!
え?かわいい・・・。って、思わず声を漏らしてしまいましたよ。
展望コーナー。永遠にくつろげます。
が、私が入った時の来館者が他に男性一名。単独客同士だとかえって気を使って、私が他のコーナーへ行くと男性がそちらへ・・・という無限の譲り合いがw
それにしても、この見晴らしのよさ。
よく見ると、あちこちのガラスにひびが入っている。
改装も致し方なし。か・・・。
12:00 日帰り湯めぐり
別府タワーを出て、他に別府らしいことを・・・となると外せないのは温泉。市街地にはいくつも日帰り湯を楽しめる場所があるので、温泉ホッピングといきますか。
1軒目は、 『海門寺温泉』(250円)
外観もきれいですが、ロッカールームや休憩スペースも明るく清潔なので、立ち寄り湯初心者に優しい温泉です。
中に入ると、地元の人だらけ。そこかしこでご挨拶。
私が洗い場を離れるところで、「そこ空きます?」と聞いてくる別府マダム。どうぞ!ごゆっくり。なんて言葉が自然と出てくる。
ここで、別府の湯を人生初体験。まずはぬる湯から。
なんじゃこりゃ!めっちゃやわらかい!!
別府の湯って、これがデフォルトなの??
別府の湯が、自然と肌に浸透してゆく感覚に衝撃を受け、続いてあつ湯へ。
熱いけれど、この肌にピリピリとくる感覚は、癖になりそう。。
朝の足湯で、「ここのお湯、ぬるいでしょ。」と言われたことを、ふと思い出しました。あつ湯、最高です。
お風呂からあがり、汗も引かないまま散策再開。
街並みが、ほっとする。
観光客を呼び込む気があるのか無いのかよく分からない商店街。良き。
さて、日帰り温泉二軒目は、 『駅前高等温泉』 (250円)
ここは、あつ湯とぬる湯どちらかを選んで入るスタイル。
海門寺温泉で、あつ湯の扉を開いてしまった私。迷うことなくあつ湯のチケットを購入。いざ、入湯。
こちらは、脱衣所と浴室が一体になっています。事前情報無しで来たら、かなり面食らっただろうなあ。
パテーションの隣は男湯です。なかなか心許ない仕切りですね。
身体を流して、さあお湯に…と壁に掛かっている湯温計を見ると『46度』!!!思わず頭によぎる、熱湯コマーシャル。しかし、ここにはダイブ出来る氷は無い。
押すなよ…押すなよ……と、おそるおそる湯へ。
あっちい!!!!
これに浸かるなんて、狂気の沙汰じゃない。しかし、あつ湯の世界へ爪先を踏み入れてしまった私。ここで引き返しては女がすたる。
いや、熱すぎて・・・あつ湯の世界に開眼するにはまだ時期尚早でしたw
ここの風呂が特別熱いのか、はたまた人の出入りが無くて温度が高くなってしまったのか。
しかし、何だかんだと湯浴みを愉しんだので、いい気分で浴場を後に。
観光、風呂と続いたら残るは酒です。酒。
13:42 お風呂上がりの一杯
外観のオシャレさに引け目を感じて、一度素通りした立ち飲み店に思い切って入店。『Beppu Sake Stand 巡』 にお邪魔します。
中に入ると、アルバイトの店員さんが一人で切り盛り。
お風呂上りにビールが飲みたいと伝えると、勧められたのがこちら。
スプリングバレー 『Day dream 山椒と柚子』
おつまみは『ズッキーニと新玉ねぎのキムチ』
どちらもスッキリさっぱりしていて、お風呂上りの食事にぴったり。
店員さんは、関東から進学のために大分に来ているのだそう。話をすると、とても別府愛に溢れ、お酒のこともちゃんと語れる女の子。自分の住んでいる地域のことを、魅力を持って語れるって素敵なことだなと感じました。
2杯目は『CHIEBIJIN』
こちらは大分が誇る日本酒、智恵美人の中野酒造が地元の名産である牡蠣に合わせてつくられたもの。生牡蠣に合うように、ワインに寄せた風味の日本酒です。
ちびちびと日本酒を味わっているうちに、店内が賑わい始めたので退店。ここは今後、別府行くたびに立ち寄りたいと思えるほどいいお店でした。
列車の時間までわりといい時間なので、駅前をふらついたりスーパーで買い物して時間調整。ここで友人へのお土産に、アベックラーメンを購入。こっちでも買えたら、ごめん。
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