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リセットする力

今日読んだ本。

リセットする力 酒井宏樹



酒井宏樹が日本に帰ってくる。

という個人的にわりと衝撃的な報道があったので、本棚から引っ張り出してきました。

最近は偽サイドバックやカンセロロールやなんやかんやと新しいサイドバックの形が流行りですが、酒井宏樹はしっかり守備しつつサイドを駆け上がるオーソドックスなサイドバックの究極系といったイメージ。
サイドバック推しの自分としてはとっても好きな選手です。

この本の何が好きかって、酒井宏樹がごくごく普通の神経を持ってることを知れること。
良くも悪くもすごく日本人的だし、自分にとっても共感できるところがたくさんあって、そんな日本人的な感覚を大切にしつつ、その内面を世界と渡り合えるメンタルに昇華していくところがすごく生々しい。

正直もっと図太くてゴリ押しメンタルのスーパーマンタイプだと思っていました。
見た目的に。ごめん。



最近よく思うのがリカバリーする技術の大切さ。

音楽家がミスした音をどれだけ次のフレーズにつなげるか。どうやって音楽の一部に取り込むか。

スポーツ選手がミスをどうやって取り返すか。どうカバーするか。

お笑い芸人がスベッた後にそのスベりをどうやって笑いに繋げるか。


なんでもいいんだけど、ミスしても失敗しても、この準備をしていたら取り返すことができる、こんな巻き返しの仕方を知っている。
ていうことが失敗を悪にすることを防ぐし、精神の安定をつくると思う。

立ち上がった瞬間に「失敗」は「成長」へと切り替わる。

この考えこそが酒井宏樹の強みなのだろう。

単純にこの偉大な選手の足跡を辿ることもワクワクするし、メンタルトレーニングの本としても非常に優秀。
自分のメンタルと向き合うことが楽しくなる本です。
Jリーグで酒井宏樹が見れるの楽しみだなー!!!

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