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ピアニストの脳を科学する

今日読んだ本。

ピアニストの脳を科学する 古屋晋一


だいぶ前に購入してそのまま本棚に眠っていたこの本。
買ってみてはみたものの、アカデミックな本が苦手でなんとなく手が伸びないまま時間が過ぎてしまいました。
まじ申し訳ない。


いやいやそんなことじゃいかん。

ということで読んでみたらなんと面白かった。

視点が面白い。
わかりやすい。
文章に納得できる。

めっちゃいい本でした。
もっと早く読んでたら良かったヽ(´▽`)/


今までなんとなく感じてたことが、科学的な視点で解説されているので、すとんと腑に落ちる。
身体を使うことも、音楽をイメージすることも、全部脳の仕事と思うと、色々悩んでることが解決に向かう気がする。


特に力を抜いて演奏することを、科学的に見ることは、自分がすごく求めていたこと。

この本を読んじゃったからには

「脱力して演奏」

だとか、

「リラックス!!!」

だとか、

そんなこともう簡単に口に出せない!

科学的に見た省エネ術、すごく考えさせられました。


そしてそして、さらに面白いのが、音楽に感動することを、様々な機器を使って科学の視点で探ることや、物理的にみてタッチや表現で本当に音色は変わるのか、などなど。
音楽表現の世界に思いっきり科学で踏み込んじゃうことに本当に感動しました。

音楽は数字じゃないし、感じ方は人それぞれって、まぁそうなんだけど、やっぱりそれが起こる理由や根拠が欲しいじゃないか。

結局のところは自分がしたい表現をするんだけど、それが人間という生き物にどう響くかを知ることはとても大切なことだと思う。


音楽してる人にはきっとグッとくる本だと思います。
超おすすめ。
出会えて良かった。


「音楽が演奏を助けてくれる」
 
これに科学的根拠があるんだって。
こんな素晴らしいことってありますか。

愛読書になりそうな予感がする一冊です!

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