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実家の枯れそうな沈丁花を絶対に守りたいワケ

【実家の沈丁花】

母の目の手術で実家に帰省中の中、庭の沈丁花が枯れてきたって母が一言。

その沈丁花は、息子が産まれたときの
記念樹として植えたものでした。

彼はいま沖縄で多感な時期で、心を閉ざし気味で学校にも行ったり行かなかったりになっていて。

メッセージを送ってもなかなか返って来ずにどうしていいかわからず、途方にくれている自分がいます。

こんな時だからこの沈丁花に彼を重ね合わせてしまう。
彼も枯れてしまうのではないかって。

母は枯れてしまうのは仕方ないと言う。沈丁花は移植すると枯れるって以前植木屋さんに言われたと。

もしかしたら、植えた場所が植木場の岩に囲まれていて、根が伸びていかないのが枯れてきた原因かもしれない

この岩どかしてもいいかと母に尋ねると、こんなに大きいの動かせるわけないやめなって言うので、

諦めんのかよ!
この木はあいつの記念樹なんだよ、
そうやってやってみないうちから可能性をつぶすなよ! 
勝手にやらせてもらうから、向こう行ってろよ!

感情が高ぶってしまう。

完全に重ね合わせている父親です笑。

こどもの可能性を伸ばすことが周りの人にできることだとしたら、大きな岩で大人たちが勝手に枠を作って環境を閉じ込めている、

根はどこに伸びていくかわからないから、どこに伸びてもいいような環境を作ってあげることだろう。

この木は絶対に枯らせたくない。

1時間格闘して100キロはあろうかと大きな岩が動いた。

これで根が張るか、また緑の葉が茂るかはわからない。
ただやれることはやった。ㅤ

どうなるかは、こいつの生命力次第。

どうかまた戻りますように。
願うのみ。


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