私の平成ミステリベスト10作
Twitterで平成ミステリベストという企画の結果ツイートがRTされてきて興味を持ちました。
挙げられた小説では半分ほど既読。
未読作品を読み漁るのもいいなぁと思ったのですが、好みの『眼球堂の殺人』がランキングに入ってないだとー！
思い入れの深すぎる作品を逆に排除して、最近読んで好きになった作品をランキング形式で平成のうちに挙げてみることにしました。
ここ一年半ほどで読了した作品多めです。
タイトル画像は平成ミステリベストの結果で既読にチェックが入ってるものです。
10位 石の繭 警視庁殺人分析班 麻見和史
テレビ朝日系ドラマ『未解決の女』原作小説の方の、別の出版社から出ている別のシリーズ。
もちろん警察小説です。
WOWOWで連続ドラマにもなったようです。
9位 浜村渚の計算ノート 青柳碧人
ラノベと数学ミステリ。数学の得意な中学生と数学がまったくできない刑事がタッグを組んで事件解決！
義務教育から数学が消えた世界で、数学に関わる事件が次々に起きる。千葉県警が頼りにできるのは中学2年生の浜村渚しかいない……！？
数学を学問として復活させようと企むテロ組織、黒い三角定規。
と、シリーズが進む毎に強敵が現れますが、渚ちゃんが数学って楽しいな～と言いながら解いていく様子が楽しい小説です。
数学は悲しいことに使っちゃダメだ！
8位 パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から 似鳥鶏
スイーツ小説。
喫茶店と推理。スイーツの造形が深いので、事件よりもスイーツを知れた気になれる小説です。
かなり注釈多め。
気になる人は注意。
注釈小説が好きな人には物足りないかも。
7位 私の家では何も起こらない 恩田陸
アップルパイーーーー！
連作短編で、ジャンルとしてはホラーが近いのでしょうか。
殺人事件？も起こりますし、ミステリといっても差し支えないかと思います。
一つのお家の年代記。
6位 χの悲劇 森博嗣
島田さんの「大好き」が、ああ、もう。
展開としては、初っぱなからこうだったらいいなぁがずっと続くある意味安心して読めるような一冊。
5位 満願 米澤穂信
短編。
けっこう厳しい展開が多かったかな。
氷菓みたいなのを期待してると、全然違うぞボトルネックのほうだぞ。
4位 いつまでもショパン 中山七里
読書記録にアツイ感想が残されています。
けっこう面白かったです。
ショパン・コンクールを舞台にテロと殺人事件が起きる。
テロリスト＜ピアニスト＞は誰か？
ゴリゴリしてます。
3位 隻眼の少女 麻耶雄嵩
麻耶雄嵩復活おめでとう～～～！ 読んだ感想これ。
2位 生首に聞いてみろ 法月綸太郞
読書記録に再読したいとメモが残してあるものの、再読にいたっておらず、再読したい。
この頃の熱量はいったいどこへ消えたんだ。
これでいいのか！？ え！ みたいな感じの感想が残されています。
すごくビックリしたようですね。
もう覚えてないし、そろそろ再読しようかな。
読書記録はキングジムの暮らしのキロク、bookを使っています。付箋2冊目。
1位 眼球堂の殺人～Ｔｈｅ Ｂｏｏｋ～ 周木律
メタミステリはここまできたか！ という第47回メフィスト賞受賞作。
まだこのシリーズ読み進められてないのですが、不死症は読みました！ 森博嗣『笑わない数学者』を彷彿とさせるような館モノミステリです。
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