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【感想】影の斜塔 警視庁文書捜査官

ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』の原作小説新刊が4月24日に発売。
波瑠さんと鈴木京香さんの帯が目印だよ!



感想
・面白かった!
・300頁ほどなので疾走感がある
・最初のうちに暗号の提示と更にもう一つ、二つの暗号を推理していくのが楽しい
・三人称のいいとこ取り
・7035963 8464040 HAL9000
・岩下管理官は科捜研の女の芝管理官か相棒の社美彌子のイメージ
・小野塚理事官は相棒の中園参事官だし、谷崎くんは同じく相棒の青木くんのイメージ
・でもなぜか鳴海理沙ちゃんは鈴木京香さんじゃなくて、西澤保彦「神麻嗣子の超能力事件簿」の神麻嗣子(イラスト・水玉螢之丞)。
・なのだが「文字の神様は!すべて!まるっと!お見通しだ!」的な台詞によってイメージが分裂してしまった。
・一巻にしか出てきてない矢代朋彦の過去の話が出てきて今さらながらシリーズ追いながら展開するのかな
・古典ミステリの題名が出てきたのにネタバレがなくて読者に優しい
・ミステリだけでなくSFにも詳しい鳴海理沙ちゃん。
・<薄い本>のネタをいつも話してそうな夏目巡査。
・<薄い本>がどういうものか聞かされまくってる矢代朋彦。
・関係性とキャラが濃くなってきた。
・財津さんが切れ味鋭いナイフ。
・キャラがバタバタし始めると脳内でワーワーという効果音がついてきた。

・登場人物が嘘をつくと文書の信頼性が落ちてしまいそうだけど、それがない。
・恩師の遠山先生がでてこなかったけど、面白かった。
・タスク管理じゃなくて展開を丁寧に描写して欲しいなぁ。500頁ぐらいになっていいから。

ネタバレないはず!


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