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コードネーム ボードゲームレビュー

司書にはレファレンス業務がある。
調べたい物や関連する図書をデータベースから検索してもらえる。
検索するときに関連キーワードをできるだけ少なくする。
少なくできるのは能力であり、技術である。
そんなことを以前、図書館情報学を学べる場所で聞いた。

そして、並べられた単語カードのいくつかから関連する単語を一つだけ上げて、チームに当ててもらうボードゲームを思い出す。

コードネーム。

青と赤の2チームに分かれ、関連する単語を出す1人のボスとそれ以外のプレイヤーでチームを作る。
プレイ状況はこんな感じだ。

ボスはランダムに配置された自チームの単語とどちらにも所属しない単語とゲームが即終了する単語を識別している。
自チームの単語に関連する単語を1つだけ言える。
「ビタミン」「レモン」を当ててもらいたかったら「疲労回復」2枚というように。
ここに出ていない任意の単語だ。

これがけっこう難しい。
単語カード自体もランダムに配置される。
また発信者(ボス)と受け手の知識に差があると意思疎通が難しくなる。

このコードネームというゲームは続編が出ていて
例えば、コードネーム・ピクチャーズ。

文字ではなくどうとでも取れるイラストが描かれている。
簡単になったかと思いきや、意外と難しい。
人によって、イラストから受け取る情報が違うから。

またコードネーム:ディズニーファミリーエディションというバージョンもある。

やはりイラストで新旧時代を問わずキャラクターや風景が描かれている。
ディズニーの知識に差があるので、ピンク2枚だの古い3枚だの関連する単語が色や形容詞ばかりになってしまう。
同じぐらいの知識がある人たちでの対戦を見学してみたいものだ。

コードネーム

これが推薦図書? と思われるかもしれないが、全国の図書館でボードゲームの貸し出しが始まっているのだ。
幼少時代、市立図書館でよく紙芝居やかるたを借りていた。
図書は幅広い。

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