USヴィンテージシューズを補強
こんにちは、こんばんは。
前置きなしで本日の主役はこの人。
古着古靴に詳しい方ならご存知、アメリカの百貨店シアーズのブランドです。
シアーズ自体現在は破産していますがヴィンテージアイテムの頭数は結構ありますよね。
このGOLDBONDは1920年代後半からみられるラインのようで歴史はそれなりにあるのだとか。
ちなみに製造はハノーヴァー。
推定60年代頃の代物です。
結構前にデッドストック状態で購入したのですが、かつて片方だけ陳列されていたのか日焼けが凄い...
ライニングの色は諦め、アッパーは本来より濃いダークブラウンのクリームを塗って誤魔化しています。
補強して履きます
Vibram 2340 エクスプローションソールとヴィンテージスチールを取り付け。
クオリティはともかく、やっとこさハーフラバーやスチールの取り付けも一通り覚えましたので。
この類の修理、補強は自分の靴に使える技術なので楽しい。
トライアンフとかつけるとお洒落なんでしょうけどそれはまた今度。
ソールにミゾが掘られていないため、糸切れるのも気分的に嫌でハーフラバーを張って履こうと思っていたら、いつの間にか自分がリペアの職に就いてしまっていた...
やっとこさ回収できたのでこれからガシガシ履いていきます。
ロングウィング
元々ロングウィングのデザインって個人的にどうも履きこなせなくて。
新品やシューツリーを入れた状態で見るとめちゃくちゃ格好良いけど、いざ履いてみるとボッテリ見えるというかスマートさが感じられなかった。
ただこの靴に関しては写真の通りセミスクエアトゥになっていて、見下ろした視点においてサイド部のへのラインが綺麗に出る気がします。
昔東京住みの頃高円寺のウィスラーさんで買ったんですが、それなりにお安く足に合うものを教えていただきました。
意外とインソールの凹凸感もあり、足入れした時にパシュッッッと空気の抜ける良い音がしたのを覚えています。
革は特別良質かと言えばそうでもないですが、クリームのノリが良く素晴らしいムラ感を演出してくれるので履き込んだ後が楽しみです。
古靴漁りは自分のルーツ
新品買えるならそれでも全然良いのですが、古靴を安く買って手入れし直してってのが今の職に至る根幹を成しています。
どんな状態であれまた履けるようになるんであれば靴も喜ぶでしょう。
私は0から1を創る才能は皆無ですが、有りものをいじったりするのは昔から好きです。
できることが増えてくると幅が広がり、未だ見ぬリペアやカスタムに近づいていると思うと楽しく、またそれによってこの仕事が向いているなと感じるところでもあります。
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