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追い込まれれば、カタツムリでも角が出る そうだ本を読もう「第8回」    引っ越し大名三千里

お酒は飲んでも、飲まれるなと言うことでね。記憶がなくなるまで飲むとかやめてくださいよ。こっちは、血が出てるとかいってたから大慌てしたんですからね。そんな困った先輩をぶん殴ってやりたい今日この頃いかかがおすごしでしょうか。

私は、睡眠不足ですよ、この野郎。

ゴールデンウィークも終わって、学校や職場にいくのが憂鬱になるこの5月。頑張っていこうぜ。

㋘3~4月、記事書かなかったのに、よく言うね。

お前も久々につっこんできたな。あれか、㋭が出てるときは出たくない的な。

㋘そもそもお前が、書かないからだろ。

ごもっとも、でございます。

今回は、5月5日から6日にかけて読みました
引っ越し大名三千里
作者 土橋章宏

星野源主演で映画化されたこともあるこちらについて書いていきます。

㋘すきやな、星野源。てかタイトルちがくね。

映画は、引っ越し大名ってタイトルだったから、なんかバトルシーンが追加されてたらしいですよ。

㋘つまり本には、バトルシーンはないのか。

そうだんね。プロテインだね。

㋘   は?

このお話は、史実を元に書かれていて、実際にいた松平 直矩って人が、モデルとなっているみたいですね。引っ越しばかりさせられていたので引っ越し大名と言われていたそうですよ。

㋘こいつが主人公って訳か。

いや全然、殿様なんだよこの人、一国の引っ越し作業なんて、部下に任せるって。こいつは最初と最後らへんに出てくるだけだよ。

㋘タイトルになってんだから、そう思うじゃん。こっちはその情報もしらんし。大河は、殿様が主役じゃんか。

そもそもね。江戸時代なんだから、戦がないんで殿様は政治だけよ。
戦がないときの大河は視聴率とれねーし

㋘いだてんの悪口かよ。きいてねーし

言ってないからね。徳川 綱吉(とくがわ つなよし)の時代あたりというかこいつが将軍になったせいで、この話は始まるんだ。

ストーリーとしては、とばっちりを将軍から喰らい、兵庫から、大分まで
引っ越し(国替え)を松平 直矩率いる藩はしいられる。しかし、今まで引っ越しを指揮していた奴は死んでしまった。

ミスったら藩ごと消えてしまうし、首がとぶ(物理)可能性があるそんな引っ越しを指揮する役目一体誰がやるのということで、我らが主人公引きこもりのカタツムリが呼ばれるのですよ。

㋘こいつかメインはるのか

そうだ、本名は、片桐春之助でこの引きこもり気質の男が引っ越しを成功させるべく奮闘していく話なんですよ。

この話の面白いところは、カタツムリが角を出していく過程でして、引っ越しを成功させるか死ぬかの二者択一の状況下におかれたことでやるっきゃないじゃないの精神で動き出す。でもやけくそでやっているわけではなく、従ってもらえるように自分の身を切る。(これは比喩)仲間の力を借りて交渉にあたる。そんな理論で裏打ちされた方法で突破していく。行動力を手に入れた知識人つえーーってなって、その真面目な性格でこいつおもしれーとなるってしまうわけよ。

しかも、現代の引っ越しにも役に立つ部分もあるので、ことあるごとに転勤させられる、秘密のケンミンショウのドラマパートみたいな状況下にある人も読んで欲しいものだよ。

㋘そのたとえ伝わるんか

と冗談はさておき、人生投げてたカタツムリの踏ん張り奮闘記、興味がわいたなら是非にお読みくださいな。



㋘:ツッコミ担当、最近とあるプロ野球選手がけがで戦線離脱したためガン萎えしてた

河合:この記事を書いた人、今月はあと6本ぐらい出したい



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