今週何読んだ?(第7週)
11月、日が暮れるのが早くなりました。気づいたら暗くなってますね、これあっという間に年末やな。相変わらず薄着でいたら朝晩寒くなってきましたが、積読の山はいっこうに減りません。だって読むより買ってるもん。
そんな毎日ですが、今週は(正確には先週、連休で曜日バグってました)何読んだのかというと…。
『いつかみんなでごはんを』
違う本を買うつもりで、横にあったこちらを手にとって少し立ち読みしたら、「買わなければ」という気になって購入していた。
まっすぐな言葉でつづられた文章を数日かけて読んだ。
きっとこうやって文章にするのはとても勇気がいっただろうし、書かれなかった部分も多い(というかきっとそちらの方が多い)だろう。
だけどこうやって文章にされたことで、私たちは知ることができる。例えそれがほんの少しだけでも、ほんのさわりだけだったとしても、きっと、知るほうがいい、と。かみしめるようにして読んだ。
だって知らなければ、ずっと知ることができない。「知らない」ってことは「見えない」「見ない」ことかもしれない、と思うから。
『花火と残響』
少し前に本屋さんで手に取って「あ、コレ絶対好きなヤツや」と思って連れ帰ってきたこちら、読みました。やっぱり好きやった。こういう文章紡げる人がうらやましくてしょうがない。彼女の文章を呼び水として、自分の記憶でない風景が、感触が、匂いが、たちのぼってくるのが良いなと思う。たくさん好きなエピソードはあったけれど、「傷」が特に響いた。他に頁の紙質がざらりとしているのも好ましかった。
『次郎にもきいてみた。』
ピンクの表紙のコジコジ名言集(正しくは「モヤモヤ問答集」)は我が家のバイブル。とくれば、次郎のこちらも手に入れねばいかんでしょう。
全体的にくだらないんだけど(暴言)、たまに深いこととか優しいこととかいう次郎。たまに次郎じゃない人答えてるけどw。シソンヌのじろう出て来てるけどw。元気のないときにパラっと開いてクスっと笑いたい一冊。
コジコジと対になってるつくりっぽいから両方手に入れるがよかろう(誰)。
『すべての、白いものたちの』
前から読もうと思っていて、購入した直後にノーベル文学賞受賞が発表された。
それで一瞬寝かせてしまったけど、手に取って読み始めたらとても好みだった。なので(私のなかで)今絶賛ほかの作品も読みたい作家さんNo. 1。もう一冊、詩集も積んである(早く読みたい)。
詩のような、散文のような、この作品。
繰り返し、繰り返し、これから何度も読んで、咀嚼していきたいと思った。
そんなわけで今週は珠玉の4冊を読了。
まだまだ読みたい本はたくさんあれど、時間と体力がついていかず、まあぼちぼち。
他にはアニメ化された漫画(電子で所有)のアニメの出来が素晴らしく好みで、嬉しくなって読み返したりしてました(基本的にアニメより漫画派なのだけれど、今季アニメは豊作…)。
さて、私は今年中に雑然と積んだ本を整理できるのでしょうか、その辺も乞うご期待。
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