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【美容】髪の毛のための栄養とはいったいどんな意味なのか?

そもそも髪の毛は「死んだ細胞」です。すでに死んでいるのだとしたら、髪の毛のための栄養とはいったいどんな意味があるのか?

死んでいるはずの髪の毛がなぜ伸びていくのか?

髪の毛は、毛母細胞が角質化して毛髪の状態になったものを、毛根が頭皮から押し出したものです。髪の毛として見えている部分が成長しているわけではありません。
後ろから押し出された結果、髪の毛が伸びることになります。このとき、栄養が十分でないと、髪の毛を作り出す毛根の部分の働きが弱くなります。

生えてきた髪の毛は劣化する一方なので、しっかりと栄養補給して、健康な状態の髪の毛を作っていく必要があります

髪の毛に必要な栄養素とは?

髪の毛に必要な栄養素はタンパク質・ビタミン・ミネラル(特に亜沿)の3つです。

【タンパク質】

髪の毛のほとんどはケラチンと呼ばれるタンパク質でできています。良質なタンパク質の摂取がカギとなります。

体内でアミノ酸に分解され、筋肉・骨・臓器・血液など身体を構成する主成分となります。

《主な食品》

動物性タンパク質→肉・魚・牛乳・乳製品・卵

植物性タンパク質→大豆・大豆製品・穀類

納豆や豆腐といった植物性タンパク質の方がおすすめです。
肉や魚に含まれている動物性タンパク質には脂肪やコレステロールが含まれており、摂取しすぎると髪の発育に影響します。
動物性脂肪を摂りすぎていると薄毛に繋がりやすいと考えられています。

【ビタミン】

ビタミンA、血行を促進する作用があり、頭皮部分では毛母細胞へ栄養の供給を助けてくれます。

ビタミンE、健康な髪の毛を育てる、抗酸化作用、抗炎症作用、血行促進などの働きが詰まっている栄養素です。

ビタミンB、摂取されたたんぱく質をアミノ酸に分解し、髪の毛や皮膚などのたんぱく質に再構成する働きをします。

《主な食品》

ビタミンA:縁黄色野菜・果物・レバー・うなぎ・卵
ビタミンE:アーモンド・アーモンド・バター・うなぎ・アボカド
ビタミンB:さんま・イワシ・大豆・乳製品

【ミネラル】

微量で代謝活動や生理機能を維持します。骨や歯を作るカルシウムもミネラルの1種です。中でも亜沿は髪の毛の主成分であるケラチンというたんぱく質の合成を行います。亜沿が不足すると髪の伸びが鈍くなり、抜け毛も多くなったりします。

《主な食品》

・亜沿・牡蠣・レバー・うなぎ・アーモンド

終わりに

髪と内臓を比較した場合、タンパク質が優先して消費されるのは、あたり前ですが、髪よりも内臓です。
生命維持の観点から、直接関係のない髪は、タンパク質の消費優先順位が低くなっています。

つまり、タンパク質が不足した時は、髪への栄養が後回しになり、健康な髪が生えにくくなります。

シュンプーやトリートメントなどで艶髪を目指すというのも、もちろん大切ですが、そもそもの土台作りというのが最も大切です。

正しい食生活で綺麗な髪を目指しましょう。



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