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遠回りでも大丈夫!異業種からはじめる食のしごと

こんにちは。フードスタイリストの河合真由子です。

フードスタイリストとは、広告の写真やテレビなどの映像の中にうつる料理をつくったり、お皿に綺麗に盛り付けたり、テーブルコーディネートをしたりする仕事です。

わたしは大学卒業時に最初からこの仕事を目指していたわけではなく、当時はフードスタイリストという職業があることすら知りませんでした。

今、食の仕事に興味がある人から、毎週たくさんのお問い合わせをいただくのですが、そういう人から比較すると、ちょっと期待はずれな部分はあるかな?とはおもいますが、わたしは普通に大学を卒業してOLさんになりました。

なんというか、とっても恥ずかしいのですが、20代前半は、本当に仕事に対するモチベーションの低いOLでして・・・

その当時は、私には何の取り柄もないとおもってました。
ただ、唯一私が人に誇れるものといえば中国語でした。


大学時代に1度だけ留学をして、そこからどっぷりその世界にハマり、
いつか中国で働きたいな♪と
淡い妄想を抱いていました。

そこから、20代後半に一念発起して、日本での生活に区切りをつけ
単身中国にわたりその後現地で6年働きました。


長く現地で生活をしていると様々なご縁ができてきます。
日本の飲食店の中国進出コンサルをしているとある会社の方とお知り合いになり、一緒にお手伝いをさせていただく機会がありました。


現地にいると日本人はたくさんいますが、
なかなかこれという優秀な人材は見つけづらいのが実情です。

私がメインでお手伝いさせていただくのは
主に許認可関連のリサーチや行政手続きだったのですが
上記の理由で圧倒的に人手が足らず、
メニュー開発や、現地スタッフへの調理指導などのお手伝いもさせていただくことに。

中国語が堪能であったこと、
会社員時代に唯一の日本人社員としてローカル企業で働いていた経験もあり
現地の商習慣に熟知していたことが幸いし
全くの畑違いでしたが、たくさんの経験をさせていただきました。


言葉こそ堪能でしたが、
ローカルスタッフとはコミュニケーションの壁にぶつかることも
多々ありました。

それでも、出来上がったメニューをみんなで試食すると
何故か「おいしい」という意見だけは全員一致♪


この感覚がとても不思議で、
おいしいものを目の前にすると
なぜかみんな笑顔になる。

おいしいものでつながる世界っていいな♪と思い
そこから食のしごとにつながっています。


その時すでに、大学卒業から約10年ほどたっていました。


それまでのわたしのしてきたことは、
食の仕事とは全く関係がありませんが、
それでも
異業種で経験してきたことは
とても役に立っていると感じます。

事実、食のしごとをはじめてから
中国案件のご相談やインバウンド関連の
ご相談をいただくこともたくさんありました。
また、海外での撮影も経験しています。

たまに、大学生の方から進路相談も受けるのですが
最初から何が正解かなんて正直誰もわからないですよね?

わたしのようなキャリア形成の仕方を回遊型というみたいですが、
あちこち回遊していろんな景色をみてきたらこそ
うみだせるアイデアがあるとおもいます。

食の仕事はクリエイティブな要素もあり、
そこはその人らしさがにじみでるところです。

わたしは、あちこち遠回りしてきたからこそ
にじみ出る自分らしさを武器に
これからもこの仕事を全力で楽しみたいな♪とおもってます。


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