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短い、あっという間、大好きだったオレンジのお花

大切な人が死にました。
とっても大切な人で大好きな人で、もう居ないのが不思議で、もうお話出来ないこと、一緒に笑えないことコップからお茶を飲む姿を見ることが出来ないこと、変顔をした私を見て笑う姿はもう見れない。

もう本当に見れないんだな。
最後に話した内容が頭の中に焼き付いているね。
オレンジのお花のようなあなたはいつも笑って優しくしてくれたから私は頑張れたんだけどこんな形でお別れなんて思ってもなかった。

次に繋げようなんて言われた。言いたいことは分かるが、踏み台にしたみたいな言い方は嫌だ。

私は本当に大好きだったんだよ。
家族でもない私をたくさん心配してくれたね。ずっと一緒に居たから寂しい。
私に出来たことは無かっただろうか。

お花が枯れたような静かな部屋にはなんか居たような気がしてこないだまでいた部屋には別の人がいたよ。

まだ一緒に座ってお話したかったな。
心の中に岩があるようなんだけど、岩。
ちょっとトゲのある岩。
お話しが、もう少し出来たら良かった。

今日背中を叩いてくれた人がいた。
身体に私が戻った。
心から心配してくれる気持ちは高い化粧水みたいに染み込んだ。

人は死んだらいなくなるのだ。
どこにもいない、まじでどこにもいない。
用があるのに会えない。
私は他人。
でも私はとっても大好きでたくさん笑った毎日が嬉しかった。

嬉しかった。

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