つまんないラブレター

貴方は私の生きる意味でした、全て捨ててやりましたが、希望でした。貴方に貴方と呼ばれることが嫌いでした。私にも本当の名前があるのよ。忘れちゃったの?今度は私が貴方を貴方と呼ぶ番です。

貴方とお出かけした帰り、私はいつも泣いていました。次の約束をしても、もう会えない気がして、これで最期な気がして、、、正真正銘アレが最期になりましたね。

だらしない関係になんてならなくたってアレが最期だよ。ご愁傷さま。考えてみれば元からだらしなかったね、私たち。
関節キスから6ミリくらいはみ出たことして、そんなんで満足していた私可愛かったでしょう。可愛かったよね。可愛かったって言えよ。

いつも可愛いってほめてくれたの、嬉しかったよ。みんなの前では言ってくれなかったこと、2人きりだと言ってくれたね。そういうところも嫌いでした。

貴方は言うも言わないも私の自由とか言いそうですけど。その通りですね、笑。本当にその通りです、だからもういいですそういうの。所詮私は関節キス+6ミリで満足してしまう女なので。それすら尊いことだと錯覚させて、本当にお上手でしたね。全てが。

扱いが上手いだけで大切になんてされてないって、小学校卒業しちゃったくらいのタイミングで気が付きました。長かったなあ。長かった。遅かった。憎んでなんかないよ。だいすきだよ。無駄だったとも思ってないよ。だいすき。大切にしてくれてた時期あったらしいもんね。所詮''らしい''ですけど。

貴方は神様から降格しただけ、正真正銘私が神様になるから。世代交代です。要らない。もう。神様なので何も要りません求めません欲しがりません。早く貴方も私を棄ててください。あ、もう棄ててたか。笑

私ずっと貴方の唯一無二になりたかった。他の誰かの唯一無二になれたって心底どうでもよかった。本当にどうでもよかったのは貴方の存在でしたね、ご愁傷さま私。信仰対象が私自身になるなんて思いもよらなかったな。貴方のせいよ。全部、貴方のせい。

今まで私の全部を看てくれてありがとう、間違いなく救いでした。欲をぶつけまくる姿はさぞ醜かったでしょう。それも可愛いって言ってくれたね。でももうそんなこと起きないからね。大丈夫。大丈夫だから、安心して次に移って。出来れば早めに。

この文章が貴方にだけ伝わりますように。伝わらなかったら、本当に神様にならなきゃいけなくなってしまうから。

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