逐次投入
新型肺炎の対応がまずいようだ。
後追い、逐次投入的な、後手後手の対応。
このままで東京オリンピック出来ると思っているんだろうか。
しかし、これは昨日今日始まったことではない。
70年前の戦争を思い出してほしい。
思い出して欲しいつったって、まだ生まれていなかったが、
戦力を小出しにする逐次投入で、次々と負け戦をしたのだった。
そして、役所やセクションのメンツの為に抜本的な対応をしない人々。
何が目的なのかわからなくなっている人々。
ガダルカナル島での戦闘と、ミッドウェー海戦は貴重な教訓だ。
知らない人も、ざっとでいいから是非、調べて読んでみて欲しい。
しかし、今の政府がまずい対応をしているからと言って、じゃあ誰が総理大臣なら良いのかというと、誰も見当たらないのが困ったことだ。
安倍さん以外に誰かいますかねぇ。どう考えても誰も居ない。
岸田さんくらいなのかもしれないが、岸田さんも未知数だ。
野党は論外で、あの、商売で政治をやっている人たちに国政など任せられない。
なので、安倍さんに頑張ってもらうしか選択肢が無い状態。
もし自分が総理大臣だったらうまくやれたとは、口が裂けても言えないけれど、
客観的に冷たく見れば非常にまずい対応をした。
歴史の一場面として、後から客観的に見れば言えるけれど、現在進行中の渦中に居る指導者は、これを判断するのは非常に難しい、これは大いに認める。
本当に難しいのだ。
問題が起きても、経済をストップするほどの大きな対策をとるというのは重大な決断だ。
それよりも、個別に対応して、問題が過ぎ去るのを待ってしまうのだ。
こういう問題が起きるたびに思うのは、官僚に支配されたこの国の状態のことだ。
役所のメンツ、役所の利益の為に動いてしまっているこの国。
失敗しても第二の人生が送りやすい様な形、雰囲気にして、ダメな役人はクビに出来る様にならなければいけないと思う。
クビになった役人も、第2の人生が送れる様に保護してあげておいて、どんどんクビにするべきなのではないだろうか。
昔の戦争、図上演習をして、自分たちが負ける結果が出ると、やりなおしをさせた指導者たち。
敵はたいしたことはない、と甘く見る人たち。
戦力の温存を優先して、少数小出しに投入した結果、出すたびに全滅に近い損害を受けた逐次投入。
敵空母が目的なのか、ミッドウェー島攻略が目的なのか優先順位がつけられなくなった結果、たった1隻の、それも突貫工事で応急修理した敵空母1隻に、4隻もの正規空母を一瞬で失った戦い。
今の官僚たちは同じことをやっている。
なんと恐ろしい、、、。
こうやって国が亡ぶ寸前までいったのだ。
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