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おにぎり おむすび

昔、「かもめ食堂」という映画が有った。

好きな映画の一つ。

あの映画のメイキングビデオを見た事が有る。

ロケ地フィンランドで、現地スタッフにおにぎりをふるまっていた。

みんな、食べてみるまで中身が解らないおにぎりを、興味深そうに食べていた。

一口かじって中身が出てくるとみんなで見せあって喜んでいた。

そして、みんなおいしいと絶賛して、何個も食べていた。


その後、ドイツでもおにぎりが販売されて好評だというニュースも見た。

そして今、アメリカでもおにぎりが徐々に人気になって来ている様だ。

日本で暮らす外国人もコンビニで買うおにぎりのファンが多く、

一番人気はツナマヨらしい。


自分が生まれた家は代々ずっと東京近郊の家なのだが、

「おにぎり」ではなく「おむすび」と言い、形も俵型だった。

おにぎりの形は地方によって三角だったり俵型だったりするが、

家によっても違う様だ。


おにぎりって、どうしてこんなにおいしいのだろう。

やっぱり日本のお米がおいしいからなのだろうと思う。

炊き立てご飯で作った塩にぎりって、本当においしい。


何年か前、夜中に司馬遼太郎の本を読んでいて、

登場人物が寺の境内に腰かけておにぎりを食う場面を読んだら、

無性におにぎりを食いたくなって、

夜中にご飯を炊いておにぎりを作って食った事が有った。

今でもたまに、無性におにぎりが食いたくなって作る事が有る。

そういう時の具は素朴なもののほうがおいしい。

塩にぎり、味噌を薄く塗った味噌にぎり、おかか、うめぼし、、、。

要するにご飯がおいしいのだなあと思う。

おにぎりを作るとついでに食いたくなるのが、卵焼き、ウインナーまたは唐揚げ、

そしてタクワン。

これだけ揃うともう、これ以上のご馳走が有るだろうかというくらいおいしい。

おにぎりの時は味噌汁よりもなぜかお茶がおいしい。

なんでだかわからんが、絶対お茶が良い。

この、お茶も自販機だのペットボトルだので売られるようになったのは

まだそんなに古くからではなく、1980年頃からだ。

それまではお茶というものは買って飲むものではなかったし、

冷たくした緑茶も一般的では無かった。

ちなみに、おにぎりがコンビニで販売される様になったのも1978年頃からだ。

緑茶を冷たくして飲む、というのは今では本当においしくて、

もう欠かせないものになってしまった。


同じ炊き立てご飯でも、

茶わんによそってふりかけをかけて食べるというのもおいしいのだが、

おにぎりにしたほうが断然おいしいのはどうしてだろう、、、。


おにぎりは作り立てのアツアツでもおいしいし、冷めてもおいしい。

海苔はパリパリでもしっとりでも、どちらもそれぞれおいしい。

こんなに凄い食べ物が有るなんて、本当に幸せな事だ。

外国人の友達が来るので日本食をご馳走してあげようと思っている人、

ぜひ、おにぎりも食べさせてあげてください。

その際はぜひ、いきなりツナマヨではなく、

梅干、おかか、昆布の佃煮などの

おにぎりのおいしさの本質から入ってくださいませ。



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