何が面白いかわからない人々
昔、歌舞伎を見に行くと言ったら、一緒に行きたいというので友達を連れて行った事があった。
歌舞伎座の前まで来て、ふと思い当たって、
あんた、こういうの見てもわからんのとちゃうの?
と言ったのだが、大丈夫だと言うので一緒に入ったのだった。
その友人はディズニーのアニメ映画だのが好きな人で、歌舞伎なんか見てもわからんだろうなあと思ったのだった。
で、やっぱりあまり良さは解らなかったようだった。
今日、友達が遊びに来たので、男子新体操の動画を見せてみた。
見せながらルールや技などについて解説したのだが、
「何が面白いのかわからない」と言うのだった。
まあ、そうでしょうよ。
わからんのですよ。
いっくら美しいだの凄いだのなんだのと言ったところで、わからん人にはわからんのです。
そういうわけで、男子新体操の苦難の道程はまだ長いのでしょう。
多分、これは、単なる多分なのだが、
こういうものを良いと思う人は、全人口のうち、3割もいないんじゃなかろうか、、、、、。
あとはどんな人がいるのかというと、もっとかなり分かりやすくなっていないと駄目な人々だろう。
中国雑技団みたいな事をしないと駄目なのだろう、と思うのであった。
しかし、全人口の2割でも分かる人がいれば、大変な数になるわけで、
ゆっくり気長に、地味な部分の良さをわかってくれる人にファンになって貰えれば、と思うのでありました。
ちなみに、今日遊びに来た友人に、高校数学の問題集で解らなかった問題を教えてくれと言ったところ、、、
わからん
と言うのでした。
おめーは一体何がわかるんじゃ。
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