バンジージャンプ たまには緊張しなくては

自分が今まで生きてきて、命に係る危機に直面したことが有っただろうか、、、。

無いなぁ、、、、、。

じゃあ、命には係わらないけれど、絶体絶命的なシチュエーションに直面した事は有っただろうか、、、、。

程度の差はあれ、それだったらいくつか有るかもしれない。

そんな事を考えたのは、戦争について考えていた時だった。

兵隊さんでなく、一般市民でも、頭上から焼夷弾が降って来るのを経験した人達って、もうそれだけで人間の出来が違うんだろうと思う。

あの、不気味なサイレンの音、空襲警報が鳴って、

防空壕へ急ごうとした時にはすでに、頭上でB29の爆音が聞こえていて、

ひゅーーーーっと、焼夷弾が落下する音が聞こえているのだ。

空襲警報が出るのが遅いのだ。

焼死体がごろごろ転がっているのを目の当たりにしたり、

血まみれで、もう助からないと思える友人を介抱したりするのだ。

それを経験した事が有るか、無いか、だけで、

ほんとに人間の出来が違うだろうと思う。


銃を突きつけられた事が有る人は、今の世の中では少ないと思う。

映画でしか見た事が無いシチュエーションだけれど、もし自分が銃を突きつけられたらどうなるだろう。

失禁するかもしれないのだ。

気絶するかもしれないのだ。

それだけの恐怖を味わった事が有るか、無いかで、ずいぶん違うのではないだろうか。

みなさんは、命には係わらないけれど、極度に緊張した、

絶体絶命のシチュエーションを経験した事が有りますか?

自分はねぇ、そうですねぇ、オーディション受けた時かなぁ(笑)

あれはひどかったねぇ、、、、。

笑顔満開で、ハイテンションになって楽しく楽しく演じている自分を見る

審査員の冷酷な目、、、、。

つまらなそーーーーな顔をして、恐ろしく冷たい目で見られている中で、

自分一人だけが楽しくハイテンションで演じるのだ。

もう、その場で死んでしまいたくなるではないか。

ほんとに死んでしまいたくなったのだった。

自分の真下の床が抜けて地獄へ堕ちればいいのにと思うのだった。


あとは、言い出しにくくて、言い辛くて、とてもじゃないけど言えないけれど、どうしても困ってしまって、借金を申し込んだ時とか、、、、。


寝坊してしまって会社に電話をかける時とか、、、。

もうずいぶん忘れてしまったけれど、

なんだか、そういう事は色々有った様な気がします。

ほんとにその場で死んでしまいたい様な、

いやだなぁーーーと思いながらも何かをしなくてはいけない時、いっぱい有った気がする。

そういう場面をいくつか経験しないといけないのですよね、人間は。


ジェットコースターって苦手です。

あの、キンタマが縮みあがる様な、あの感じ。

ダメです。

花やしきのジェットコースターならなんとか乗れるのだけど、、、、。

そんな訳だから、バンジージャンプなんて絶対無理。

とてもじゃないけど、踏み出せないと思う。

想像しただけでキンタマが縮みあがる。

近いうちに、バンジージャンプをやらなければならないな、と思う。

極度の緊張、踏み出す勇気、、、、。

時々経験しなくてはいけないのだろうと、思うのでした。

どうかそういう機会が訪れませんように、、、、。

と、思う自分と、

こいつ、臆病だからやらせてやれ、

と思う自分が居て、

その、意地悪な自分がバンジージャンプをセッティングしたりするんだなぁ、、、。

いやだなぁ、、、、。

頼むから勘弁して。


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