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あなたの記憶に残りたい。

みなさん、こんにちは。
先週から私の初恋の話を聞いていただいております。(読んでくれて、ありがとうやで!)

相手は、1つ年上のCCレモン先輩。
この先輩と出会った時のエピソードは先週の記事に書いているので、気になる方はこちらからお読みください。
https://note.com/kawaige_moniko/n/ne542bffec892

CCレモン先輩と出会った時、左手薬指の指輪から彼女の存在がすぐに判明しました。
かっこいい素敵な人とは思ったけど、その時は好きというわけではありませんでした。
そもそも先輩には彼女がいるので、恋愛対象外として見ていたんです。
今後関わる機会もないやろうし、恋愛に発展することはないと思っていました。

クラスの中でもみんなに慕われているという、彼女持ちのリア充イケメンがですよ?
部活が一緒でもない、元々仲が良いわけでもない、車椅子で障害者の後輩の女の子に構うわけがないと私は思っていました。
彼には、私を構う必要は全くないわけですから。

ですが、その後も廊下とかで私を見かけたら必ず声をかけてくれる、CCレモン先輩。
私が先輩に気づいていなくても、必ず声をかけてくれるんです。
時間があれば、世間話や勉強の話をすることもありました。

え、放課後の出会い、あれっきりじゃなかったんかいっ!
今後も関係は続くんかいっ!
予想外な展開に、私は戸惑いました。

廊下でばったり会い、少しの会話を交える度に、私の中で先輩の存在が大きくなっていきます。
そんな自分に、最初はすごく戸惑いました。

間違いなく先輩のことが「好き」だけど、自分がその気持ちを認めたくなかったんです。
だって、彼女がいる相手を好きになるのって、アウトやと思ってたから。
何より、特別な子がいる人のことを好きになるのって辛いから、自分が傷つきたくなかったんですよね。
辛い思いをする前に、先輩のことをどうにか諦めたい。

「好き」の気持ちを認めたくなくて、何度も何度も悩んで考えました。

そしたら、中庭や階段の踊り場で、彼女といる先輩の姿をやたら見かけるようになるんですよね。
彼女を大事にしている先輩の姿が頭にこびりついて、彼女のことが大好きなんだと分かる彼の行動を目にする度に苦しかったです。

自分の素直な気持ちを自分が受け入れられない時期は、友だちに相談しては、よく泣いてました。
今となっては、何であんなに泣けたのか不思議なぐらい…笑

でも、ある時、この泣いてる時間がもったいないと気づいたんです。
あんなに素敵な先輩に出会えたのに、泣いてるなんて、もったいなくね?と。

そこからは、悩むのではなく、自分自身と向き合い、冷静に考えることにしました。

「私は彼のことが好きなのか、それは諦められるものなのか」
「私は彼のどこが好きなのか」
「私は彼とどうなりたいのか」
「私はどんな私でいたいのか」

自問自答を繰り返した結果、私は、先輩への気持ちを認めることにしました。
私は、今彼女がいる先輩を好きになってしまった。でも、見方を変えれば、彼女のことを大切にしている先輩だからこそ、好きと言えることにも気付きました。
チャラいヤツだったら、ここまで好きになっていないでしょう。

だから、私は、先輩の彼女のことも好きになる勢いで、先輩への好きを貫くことを心に決めました。
彼女から先輩を横取りする気はなかったし、先輩の彼女になろうとは思っていなかったんです。2人の様子から、私が入る隙はないと悟っていたので…

じゃあ、私は先輩とどうなりたいのか。
もっと先輩と仲良くなりたいのは、もちろんのことですが…。
それだけじゃなくて、私は先輩の記憶に残りたかったんですよね。
残るとしても、たくさん後輩がいる中での1人ではなく、車椅子に乗った後輩ではなく、“もにこちゃん”として彼の記憶に残りたかった。

“もにこちゃん”として残るなら、もう嫌われてもいい、気持ち悪いと思われてもいい、それぐらいの気持ちで、先輩と接してアクションを起こしていたように思います。

そう思うようになってからは、先輩を好きでいることが楽しくなりました。
悩むことはあったけど、先輩を想って泣くことは一切無くなったんです。

この彼女持ちの先輩を好きになったことによって、自分は相手とどうなりたいのかを明確にすることが、すごい大事なことなんやなと気づかされました。

それから、自分の素直な気持ちを、自分が否定することの辛さも身を持って感じました。
笑顔でいるために、自分の思いや考えを自分が否定しないことの大切さにも気づきました。

先輩を「好き」だと自分が受け入れてからは、本当に毎日が楽しかったです。
恋をするのって、楽しい!!笑

さて、相手は先輩なので、嫌でも先に卒業しちゃいます…お別れですよね…
そこで私は、お別れの前にアレをすることを決断します。

アレって言うたら…もうアレしかないですよね。

次週は、先輩への最後の“アレ”について書きます。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

可愛げがある、もにこ。


p.s 今回の絵、下半分切れてますが、一応タツノオトシゴです…。


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