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約9年前にインターネットにあった邦ロック界隈を覚えている?


こんにちは、瀕死の可愛唯です

画像設定もう少し下にしたいのに何度しても自分の顔になってしまう。お許しください。

2014年あたりから邦ロック界隈、邦ロックブームってあったよね

私は最後にボヘミアンズ好きになって、ライブ行こうとしたら父親が不機嫌でそれが怖くて怖くて家から5歩くらい歩いたところで引き戻してそこで幕を閉じました

今となれば、知り合いにあの頃見ていたバンドマンがいたり、対バンにもいたりして、あの頃の淡い気持ちがほんの少しポッと照らされては、すぐに消えてしまう

2016年あたりになってRADWIMPS聴きまくっているクラスの女の子たちがいて、その頃にはあの界隈ってまだあったのかな

Alexandrosの川上さんの若かりし写真(ソースや信憑性ゼロ)

を可愛い可愛いとネタにして擦りまくっていた人



いますよね?

挙げ句の果てに、ようぺとか呼んでいた人

私はKEYTALKが大好きだったので、界隈アカウント持っていました(ちゃんと削除済み)

失恋したらKEYTALK
片思いしたらKEYTALK
泣きたいくらい不安な未来を思うとKEYTALK
楽しくなりたい時はKEYTALK
退屈で仕方ない時はKEYTALK
痩せたい時はKEYTALK(のダンスを踊りまくる)

ええ、可愛唯その辺の音楽も聴いていたんだ?!?
って長年のファンの方は思われるかもしれませんがかなりどっぷりでした。

中学生の時すっごい優しくて、笑顔が綺麗な先輩がいて、卒業式の時に低学年の集まりを抜けて、でも自信も度胸もないから告り逃げして…..でももう一生会えないことに絶望して暫くご飯食べられなくて
そんな時もKEYTALKが支えてくれたんだよ

今となれば甘酸っぱい思い出。でもKEYTALKの春の曲を聴くとたまに思い出してしまう。

その邦ロックバンドマンにガチ恋だってしていたし、放課後お友達に相談したら
「向こうはこっちのこと知らないんでしょ?まず、見込みがないからやめた方がいいよ」とバッサリ言われてしまったけれど、トキメけることが幸せだったから気が済むまでやめなかった

いやいや、ガチ恋?可愛唯が?

そんな時もあったからこそ、する側の気持ちもわかる
それがまやかしとか夢だとしても、そんなキラキラした恋心大切にしたいと思う

周りからの偏見だと、V系ぽい男の人が女の子連れて近所のコンビニにいたら
「今日ファミマにいた?」とか家に引きこもっているのによくそんな連絡もきた

『いや!可愛唯はバンドならDIR EN GREYとBUCK-TICKしか聴かないだろ?』

『いや!可愛唯はバンドならnona reevesとBLU-SWINGしか聴かないだろ?』

可愛唯って別にただのバンギャじゃない…まぁ、その辺りもお分かりの方も多いと思う

大好きなものがたくさんあって、どれもその中の欠かせない一つだって

一十三十一さんアルバム聴き終えたら、KEYTALKの CD借りに行ってたよ

で、話は中学生の頃に戻って

放課後になるとTwitterに集まって、「あのバンドのギターの彼女って本当にいるんですか?ショック!」

とか、リプで情報交換して、慰め合って

今思えば可愛い

go!go!vanilasの新しいPVが出たら速攻見て

リンク貼って語彙力がぶっ飛んだ感想書いて興奮したり

あの頃のフェスは邦ロックブームが来ていると言われてもおかしくないくらい、日本の若手のバンドマンたちがずらっと揃っていて

現場に行けない中学生たちは指咥えてTLに感想が流れてくるのを待っている

しかも、セトリうんぬんより「ボーカルがずっと同じ方向に微笑んでいたから絶対彼女来てた!」

とかそんなゴシップをまっているだけ

ひと足先に、オーラルやフレデリックを知っている自分たちがかっこいいみたいな風潮もうっすら流れていて

みんな若手バンドを掘り出すのに必死だった

リビングでKEYTALKのアルバム流していたら親に「何これ、すごい歌謡曲のビートだね」と笑われた

(でも私の知識だとユラメキサマーくらいで止まってる)

それが良かったのだ、本人たちはあえて言わなくとも古来の日本の音楽のように、1.2.3の歌謡曲ビートで今風なギターロックなアレンジが入っていて

いわゆる歌謡ロックと言われていたけれど、ほとんどの人は敢えて口にしない

だって、それが良くて聴いているからわざわざ触れる必要が無い

ロックだと少し大人っぽすぎてまだ良さが分からない、でもバンドは聴きたい。そんな時、J-POPの要素がふんだんに入った、『邦ロック』は私たちを背伸びさせてくれた

そして、学生の青春真っ只中にピッタリな未来を見据えた歌詞と爽やかなPVが退屈な学生生活を彩ってくれていた

Twitterのbioに少しでも多く好きなバンドが書ければかっこいい、幅広いというプライドを持ちながら一個でも誰かの趣味と合えば「○○さんも、フォーリミ好きなんですか?GENくん大好きです!仲良くしてください」とソッコー繋がる

そこでお友達を見つけるのも目的だ

今思えば、みんな男女の高校生たちにしては酷いハンドルネームだった

ちょっと年上の方がいたら、ソッコー絡んで、年上の人は大体私たちより自由が利いてお金も使えるからライブのレポが聞ける


何よりみんなプライベートの話を待っている

別に繋がりたいとか、飲み会に行くのを目的になんてしていない。夢見ているバンドマンの垣間見える人間味を見たいだけ。

かなり健全だった。

毎週下北沢でライブをしていた時、KEYTALKのポスターが出迎えてくれた。

見ると、あの頃には戻れない、KEYTALKももう新曲すら追えていないけれど、下北バンドマンの枠を超えていることがわかる垢抜けっぷりに胸をチクっとさせながら通り過ぎていた

私はKEYTALKがビクターでデビューする前に所属していたKOGA Recordの動画を見ていたときに

アップル斎藤と愉快なヘラクレスたち

に出会った。

その頃は青春パンクが好きだったので、泥臭さと、メンバーの若さにびっくりした

えぇ、なんて完成度

受験終わったらライブに行こうと思った頃には体制が変わっていた

バンドの儚さも味わった

受験生の時に必死に手に入れたアルバムは今でも大切にしている。

古内東子さんと交互に聴いてた(どんな聴き方)

書きながら色々思い出したくてgo!go!vanilasの「バイリンガール」流していたら爽やかででもあの頃の生活に合っていたことを思うと今はなんて暗いんだろう
大人になんてなりたくなかった

涙が出る

あと、the oral cigarettsも好きだった
休日の受験勉強休みの親がいない時間は目を盗んでフレデリックのPVもたくさん見た

ここで、綴り間違っていますよ!とか教えてくれるコメントが来たらソッコーあの頃の淡い気持ちに蘇るだろうしめっちゃ気持ちがいい

ここまで書いてその界隈の情報の薄さに驚くだろうけれど、本当にそんなもん。それが良かったのだ。

ただ、そこで集まって話すだけで楽しかった
有害な人なんて勿論いない。
みんな優しかった

テスト期間になるとヒーヒー言い出すツイートもTLに流れてきて、自分もそうだから安心した。

私はテスト後に親のどんな叱咤が待ち受けるかも、このケータイが使えなくなるかも分からない危機感もあってそんなツイートしている余裕なんてなかった

でも、ただ好きなものを語り合えることが居心地よかった。知らなかったバンドも知ることができるし、今はどうなってしまったのか分からない。その界隈も、当時聴いていたバンドたちも。

今はKEYTALKの「fiction escape」聴いている

あの頃みんなメンバーにとんでもなくかわいいあだ名つけて呼んでなかった?笑

今使われているかも怪しくらいの成人男性を呼ぶには申し訳ないくらいのネーミングセンス


みんな、若かった、青かった

正直この業界に入って、その時見ていたバンドマンの噂を聞いたりするのはキツイ

私は関係者じゃないから夢は夢のままでいい。

でも、いつしか好きだったバンドの友達が知り合いにいたりして、ずっと使ってる趣味のアカウントに知り合いとのツーショットとか流れてくるのが悲しくてフォローをどんどん外して

もう、可愛いイラストと動物とスイーツ作りの動画くらいしか流れてこない

TLの情報の少なさに青春が終わったんだなとも思う、




9年前、あそこに集っていたみんなは何していますか?

今どんな音楽聴いていますか?

2024.4.12.可愛唯




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