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「ずいぶんいい本ばかり持ってるな。ああ、これらはおれが数十年かけて集めたんだよあたりまえじゃないか。」

画像は最初期の、厚紙にコーティングしたブックオフ会員カード(私物)。

新刊の小説を読んでいた最後は栗本薫のグイン・サーガだと思う。出れば買って読んでた。三十数巻目くらいから飽きた。これはもう読む必要ないわと思って買うのをやめた。過去に出版された小説はたまに読んでいた。信頼できる紹介者の本は今でもたまに買って読むが、基本、小説は読まないようになって今に至る。ミステリもSFも読まない。若い人らが書いているだろうラノベは絶対に読まない。つまんなそうだから。「いや、違う!」と。所謂ラノベでもいい作品はあるのだ、というのであればこれは面白いというものがあれば教えてください。そういう紹介者の知り合いもいないので、ラノベは基本、今の私にはきっと面白くないんだろうなと思いながらかなり経過している。その時間あるなら古典を読むほうがいいと思っている。数百年後には残っていないだろうそれらジャンルの本はやっぱり読む気にならない。
だから、新刊の小説を探しに新刊書店へ、ということがない。新刊書店にはもう十年以上行ってない。私にとって新刊書店を不愉快な場所だなと思った最初もそのくらい。

なんか大型の書店にいっても不愉快な思いするだけだった、ってツイートが流れてきてた。そうだろうそうだろう。あっちも商売なのでバカ向けの本を平積みにして幟まで立ててるんだ。不愉快なところにゃ近づかないほうがいい。そういうクソ本を推してくるようになった書店は私の敵みたいなものなので行かないに限る。今でもいい本は毎月出ているが、わざわざ不愉快な大型書店でそれを買う必要もない。通販ですませている。出版社と著者と書評で良書かクソ本かはだいたいわかる。

先日、自宅で本を探しながら「ずいぶんいい本ばかり持ってるなwwwああ、これらはおれが数十年かけて集めたんだよあたりまえじゃないかwww」と思った。紀伊国屋とかもう行かなくても大丈夫、私の家が私好みの本屋になっていた。しかもまだ読んでないのがたくさんだ。自宅内に私好みのいい本屋をこしらえたなあと思った。新刊書店が山積みにしている、西村博之だとか変なメガネのやつの本とか漢字の読めない、射殺されたバカの云々回顧録なんかが並んでる書店なんかに誰が行くか。いやほんと、新刊書店にいって不愉快な思いしなくてもすむように、自分の家に自分の好きな本屋を作るといいですよ。

そういうクズ本を大体排除して作られているのが古書店です。古書店は不快にならないです。不快になるような本を並べてるのはブックオフくらいです。
2000年あたりの、まだ一般家庭に眠ってたいろんな本がブックオフに並んでる時代はとても面白かったよ良書からゴミまで満遍なく並んでた。
今のブックオフの棚は過去十数年のよく売れた本がそのまま流れてきているのでクソ率が高い。過去十数年に出た売れた本程度しか並ばないので、棚を見る価値もないほどの駄本クズ本ばかりが単行本棚に並んでいるよ。もう全く行かなくなった。ブックオフを古書店と呼ぶのは古書店に失礼だと思う。もうわたしもほぼ行かない。

ああ、あと最後に追記。ブックオフでのせどり転売での副収入とかいうバカの指南ツイート、検索したら結構ひっかかるが、もうあそこで転売物の探索は無駄です。あの手の儲け話にひっかかってる養分のおまえら、おつかれ。

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