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【2種類の動機付け】自分のモチベーションアップに活用!

こんにちは!
川江光です!

皆さんの仕事のモチベーションは何ですか?
自己成長、目標達成、お金を稼ぐ、家族を守る、自分の好きなことをするため、人それぞれ自分のモチベーションを持ちながら仕事をされていると思います。

人を動かすモチベーションは2種類の動機付けから成り立っていると考えられています。今回はその2種類の「内発的動機付け」と「外発的動機付け」についてご紹介します。

①内発的動機付けと外発的動機付け

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動機付けは人が行動するモチベーションとも言われますが、内発的動機付けと外発的動機付けの2種類があります。

内発的動機付けは「仕事が楽しくて時間を忘れてしまう」「働くことが苦にならず楽しい」といったように、自分自身でやりがい、達成感など仕事を楽しむものを持っている状態です。

反対に外発的動機付けは「売上〇億円達成すればボーナスがアップする」といったように、お金や評価等、得られる報酬や条件が行動意欲に繋がっている状態です。

「どうしたら楽しくできるか」と考えている人と、ただ言われたことをやらされている人とでは仕事の差が出てくるように、継続することが長期的なものであれば、外からの影響を受けない内発的動機付けを持っている方が、達成感や充実感といった自分自身でやる気をつくり出しコントロールすることができます。

②アンダーマイニング効果とエンハンシング効果

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2つの動機付けは自分自身の動機付けとその周りの影響力によって良い方向にも悪い方向にも進む場合があります。

それがアンダーマイニング効果とエンハンシング効果です。

アンダーマイニング効果は、内発的動機で動いていた状態から、外部の影響・評価により自分の活力となっていた興味や意欲が低下してしまう現象です。
例えば、やりがいを感じながら自分の仕事のやり方を確立し売上が伸び仕事が楽しくなっているときに、更に高い目標金額が設定されることで、仕事の楽しさよりも売上を追うことに必死になり、いつの間にか仕事の楽しさを追うよりも、数字ばかりを追ってもともと好きで楽しかった仕事がプレッシャーやストレスに変わってしまう状態です。また、「ボーナスがもらえないならやらない」といったように、報酬やお金を得ることが目的となってしまい、もともとの自分の成長や達成感で動いていた内発的動機付けが失われてしまう状態です。

アンダーマイニング効果の反対に外発的動機によって内発的動機付けが作られるエンハンシング効果です。
例えば新入社員の頃は、仕事のやりがいや楽しさが何なのかも分からずとにかく目の前の自分のやるべき仕事に集中してきたと思います。その中で仕事の知識を深めながらこなしていく中で自分なりに業務のやりがいや達成感を見つけて成長していきます。
このように、初めは外発的動機からのスタートでも、まずは与えられた場所・業務をこなしていく中で内発的動機に変わることもあります。
つまり、初めは外発的動機づけからスタートしても、自分の行動で内発的動機づけにシフトしていくことも可能です。

また、エンハンシング効果においては、マネジメントの部分でも役に立ちます。
部下や後輩を育成する中でも、「これができたら給料アップ」といったようにお金で進めるのではなく、結果までの過程の努力や取り組みを褒めることで、その人自身の貢献や責任感、達成感の気づきが内発的動機づけの発見に繋がりモチベーションやパフォーマンスアップに効果的です。

③まとめ

今回は動機付けについてご紹介しました。
長期的な持続性や習慣として取り入れるまでには、自分の意思だけでは弱い部分もあるので、まずはその場の環境や条件といった外発的動機づけを利用することも大事です。
そして、自分の達成感や充実感を高める要素として内発的動機づけを作り上げていくといったように、うまく2つの動機付けを活用しモチベーションを引き起こす手段として参考にしてみては如何でしょうか。



以上
川江光

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