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文明論の凱略/文字の発明=文明の始まり/#002

割引あり

文明とは「言語わけても文字言語を用いて世界を解明するプロジェクト」である。

文字言語を用いて世界を解明するプロジェクト
文           明  
略して、「文明」、となる。


さて第二回の今日は、
「文字の発明」と「文明」の関係について振り返りながら、少し掘り下げてみよう。


思考の見える化

「文字によって思考が可視化されてから暫くたって、
 数字によって、モノコトの価値が見える化された。
 何故ならば、数字は明確に価値を示す手段であり、
 目に見えるカタチでモノコトの価値がわかるようになったからだ」

といった具合に、文字は「思う」と「考える」を見える化した。
いままさに、
筆者の「思う」と「考える」が可視化され、
読者の目を介して、読者の頭の中に突撃しているところである。


思考の集団競技化

文字の発明によってなされたイノベーションは「思考の可視化」だけではない。
「思考の集団競技化」が起こったことも文明史において重要なファクターだ。

思考の集団競技化とは何か?
説明しよう。

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