イヤって言えない理由
こんにちは。
スキあらばゴロゴロしたくてフリーランスになった川口真目です。
ゴロゴロできなくなるのはとてもイヤです。
「なんでそんなにイヤって言えるの?」って、よく聞かれます。
今だから言える「イヤ」って言ってきたこと。
なんてワガママなんだ!
協調性がないんだ!
社会人失格だ!
そんなこと、何度言われただろう、、、。
10年くらい前までは。
最近、世の中の価値観が変わってきたように感じます。
「イヤなことにイヤって言えるのすごいね!」って褒めてくれる人が増えました。
時代が変わったのかな?
SNSやネットの影響もあるのかなと思います。
私が、イヤなことにイヤって言える理由は、
祖母の存在が大きいです。
我が家は警察が定期チェックに来るくらい、イレギュラーな家庭だったので、、、(詳しい家族の話はこちらで)
普通の家の子がとてもうらやましかった。
周りの友達にも、変わった家族って気づかれないように振る舞ってたんですけど、
小学2年生のときくらいに、
親の態度に、悲しさを通り越して怒りが爆発したときがありました。
その日は家に帰らず、祖母に家に行きました。
祖母に慰めてもらおうと思ったんです。
そしたら
って。
小学低学年の子に。
早い。早いで、まだその言葉は。
当時の私も、え、それ子どもに言っちゃう?って、ちょっと引きました。
だけど、その2年後、祖母が亡くなって、
「親はただの人間や絶対的な存在じゃない」の言葉は、バリアを張る呪文のようになりました。
今はもう、親には怒ってません。
たまに思い出してイラッっとするけど。
それも少しずつ減っています。
親がいたから生まれてくることができた。
体を自由に動かせて、好きなこともできる。
ありがとな!大切に使わせてもらうぜ!って感じです。
でも、今私がそう思えるのは、
イヤなことはイヤと言ってきたからだと思います。
イヤって言いにくいときでも、どうにかイヤなことを避けてきた。
「親の言うことは全て正しいわけじゃない」から。
親だけじゃない、周りの大人だってそう。
先生、上司、老若男女、関係なく、
ヤバい人はヤバい。
だから、自分の気持ちを優先していい。
子どもの頃は、親に嫌われたら生きていけない本能があるので仕方ないこともあります。
でも大人になったら自由になっていいんです。
だけど、大人になっても、親になっても、イヤが言えない人がいる。
その理由は、ずっと自分の中に親がいるから。
自分の本音が言えない、行動ができないのは、ある意味、呪いにかかってるようなもんです。
親が威圧的だった人はもちろんだけど、親と微妙に仲良かった人や、親を尊敬してる人も囚われやすいです。
むしろ、後者のパターンの方が気づきにくい。
親は家族だけど、考え方も、価値観も、好きなものも、嫌いなものも違う。体を借りてるけど、中身は別の人間です。
それを自分に落とし込む。腹の底まで。ぐぐ〜っと!
そしたら、イヤなことはイヤって言いやすくなると思います。
ちょっと勇気がいるけど、その選択が今よりも、居心地の良い場所に連れて行ってくれます。
それを積み重ねるほど、もっともっと「楽しいな」って思える場所へ。
この人には言っても無駄だな、めんどくさいなと思ったら、何も言わず距離を置くだけでいいです。
イヤなことをしない選択肢は
あります。
さぁみんなで!
言いづらい人は心の中で!
川口真目(@kawaguchi_masami)
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