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夫婦でぶつからないように月一回決めてること。

タイトル通り、私たち夫婦は産後に不仲になった時期が2年ほどありました。

会話しない、スキンシップしない、ただの同居人状態。

くぅ…ッ!

今でも思い出して文章にすると、胃がひきつりそう。
もうそれくらいトラウマ。

だって私たちはもともと、ゲーマー仲間で、一緒に狩に出かけたり、ジャンプフェスタに行ったり、クリスマスには夫から手作り石仮面をもらったりしました。

「オタク」という強い絆で結ばれていたのに!
仲悪くなってしまった時期があったんですよ!

しかもですよ、産後に夫婦仲悪くなるって我が家だけかと思っていたら、全国夫婦あるあるなんですよ。

これは講演会や執筆の取材で、実際にお母さんたちと話して気付きました。

みんな話しにくいだけで、夫婦関係で悩んでる方は多いのだと思います。

でもそれくらい子育てというのは、夫婦が本音でぶつからざるを得ないことなんですよね。

子どもの命が、未来が関わるものだから。

親は一生懸命になるのが自然なこと。

そして私は子育てしながら働きたいという思いと
夫は家族を守ろうと働こうという思いが
ぶつかって、ドカーン!

まぁ、ぶつかったから向き合えたんですけど。

具体的には、私が夫と話し合うことがめんどくさくなって放り出し、育児、家事、仕事で限界突破して体調をぶっ壊したことが、夫婦が向き合うきっかけとなりました。

その時から、どうやったら夫婦で穏やかに過ごせるかを考えては、考えては、考えては、試し続けています。今も。

夫婦の関係は、夫婦の数だけあります。
なので、一律正解!なんてものはないです。

ただ、リアルタイムで夫と向き合い続けてるので、体験談として参考になれば、当時の私も報われます。

夫婦でぶつからないように心がけてること、

それは…

月に一度夫とデートする習慣を作ること!

です。

他にもたくさん心がけてることはあるんですけど、これは、もう、ほんとに、もっと前からやっとけばよかったな!と悔やむランク3に入ります。

先日の日記でも書きましたが、家族も夫婦も「コミュニケーションをとることは大切★」ってよく聞きます。

そんなことわかっとるっちゅうねん!
それ以前に、いかにして、コミュニケーションを取ればええんや?って話なんです。

そして、辿り着いた一つの答えが、夫婦だけの時間を大切にすること。

月に一度デートをするって決めちゃいます。

今更そんなの「言えねえ!」って思いますよね。
わかります。私もそうでした。

なので、

言いにくい人は、「子育てしながらフリーランス」P238(4章 夫婦仲を良く保つために心がけている8つのこと)に付箋貼ってパートナーにさりげなく渡してください。

直接言いにくいこと、書きましたから!

私たち夫婦も、産後初のデートはギクシャクしてました。

でも、こどもを託児所や親に預けてでも、少しの時間だけでも、二人の時間を過ごすことが、今となってはとんでもなく大事だとハッキリ言えます。

こどもが小さくて預けにくいときは、こどもを寝かしたあと一緒にテレビを観たりゴロゴロしたりとかでもすればよかった。

私の場合は、こどもを預けることに罪悪感をもってしまっていました。でも今思えば、こどもからしたらお父さんお母さんが仲良い方が嬉しかったんじゃないかなとも思います。

子どもが生まれて家族になっても、夫婦関係は継続します。子どもが育ったあとも、老後もずっと。

子どものこと、仕事のこと、お金のことを赤裸々に話し合うことは、夫婦二人だけの時間でしかできないことです。 

夫婦でも家族でも恋人でも友人でも、なんであれ、人との関係は楽しい時間を共有することで絆を深めることができます。

なので私たち夫婦も最近は月に一度のデートをして仲むずまじく…………


できてなかった。

できてなかった!

私が仕事忙しすぎて!!

ごめん、夫!!!


ということで取り急ぎ、先日、息子の民間学童が開始した日に、夫婦でデートしてきました!

マトリックス レザレクションズ見てきましたよ〜!

正直、話は難しかったので控えますが…(もうちょっと考えて後日感想書くかも)

夫はデート中、「明日から会社行きたくない」って何度もにつぶやいてました。

それを聞くたび「かわいそうだな」と思いました。

でも、夫の本音が聞けるのは、夫婦の時間だからこそだと思います。

会社が辛いことは変わらないかもしれないけど、

「なんで行きたくないと思うの?」
「何があったの?」
「本当に辛くなったらちゃんと言ってね」

って、伝えられるだけでも、夫の気持ちが軽くなったらいいなと思います。仕事サボりがちだったけど、私ももっと働こう!と思いましたし。

映画を見たあとはカフェでのんびり過ごしました。
こういうの、なかなか子連れではできないことです。

すると夫が、その日一番深刻な顔でスマホを眺めていました。

会社から連絡でもあったのかな?と心配して声をかけると…


パズドラ、それは「パズル&ドラゴン」というスマホアプリゲーム。
夫は9年無課金プレイヤーです。
ランク1000を目の前に、なかなか倒せない敵がいるみたいです。

いや、わかるよ。
私も違う種類だけど乙女ゲームするから。
選択肢を何度も間違えてバッドエンドにしか向かわないときは仕事の悩みとか、現実のこととか、どうでもよくなる。ただ攻略したくなる。

夫の悩みが聞けて?よかったです。
デートして、よかったです。
ランク1000になったら祝おうな。


おしまい


・フリーランスで「いい感じ」で働くために考えてるとかをTwitterで発信しています。

・子育てしながらフリーランスで「いい感じ」で働くまでの赤裸々コミックエッセイ&仕事をつなげるための実用コラムが一冊になった本を書きました。

・子どもと親の自己肯定感が上がる言葉の本も教育家の石田勝紀先生と一緒に書きました。




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