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はじめまして、鍛冶屋の川口です。

ご覧いただきありがとうございます。

鍛冶屋の川口です。

そうです。鉄を赤めてハンマーでトン・テン・カンと打つ、あの鍛冶屋(見習い)をやっております。

絶滅危惧種です。

あなたのご家族やご友人に、鍛冶屋はいますか? 

もしいらしたら、その方はすでにぼくと繋がりがあるかもしれません。そのぐらい、鍛冶屋は少なくなってしまいました。斜陽という言葉を辞書で引いたら、例文に鍛冶屋が出てくるかもしれませんね。

でも本当に絶滅してしまったらしゃれになりません。

今や日本の鍛冶屋が打つ刃物は世界でとても人気が高く、需要に対して鍛冶屋の人数がまったく足りていないのです。それに日本国内でもまだまだ需要があるからこそ、細々とでも鍛冶屋文化が残っているのです。

ある年の秋、ぼくは故郷である兵庫県小野市で、鍛冶屋の後継者育成事業に参加することに決めました。小野市は日本最古の刃物の産地とされています。鍛冶屋を育成するワークショップを見学してみると、とってもおもろしろそうでした。

やってみるとやっぱり仕事が楽しくて、肥後ナイフを生産したり、手打ち刃物を作る練習をしたりしながら日々を過ごしています。

このnoteでは、そんな鍛冶屋の世界を少しでも知ってもらいたくて、修行の日々をエッセイとしてお届けしてまいります。あぁ、上手くいくといいのだけれど。

写真左、眼鏡をかけたひげもじゃの男が川口です。


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