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「#読書の秋2020」読書感想文コンテストの結果を発表します!

「#読書の秋2020」読書感想文コンテストの応募期間が2020年11月30日(月)をもって終了いたしました。
ご感想をお寄せいただいた皆さま、本当にありがとうございました!
 
今回は木皿泉さんの小説『昨夜のカレー、明日のパン』、『さざなみのよる』の2作品を「課題図書」として感想文を募集しました。
どのご感想も木皿泉作品への思いあふれる、素敵なものばかりでした(本当は全員に賞を差し上げたいです……!)。改めて心より御礼申し上げます。

選考の結果、優秀賞として5名の受賞者を決定しました。

***優秀賞5名***

***

『昨夜のカレー、明日のパン』

【かなこ さま】「悲しくてもお腹はすくし、トイレもいくし、眠くなる」

(担当者からひとこと)
死に限らず、思いがけずやってきた悲しみや色々な悩みを抱えながら日々みんな生きている。そんな中、昨夜のカレーの匂いをつけ、明日のパンを買いに行くことがどんなに幸せなことか。「悲しくたって幸せな気持ちになれる」。うんうんと頷きながら読ませていただきました。

【北野赤いトマト さま】「淡々の中に潜むチクリとする痛み」

(担当者からひとこと)
真っ先に「淡々の中に潜むチクリとする痛み」というタイトルに惹かれました。淡々と日常は過ぎていくけれど、死の恐怖はすぐそこにある。けれどもそれが生きることであると、受け入れていく本書の優しさをしっかりと掬い取っている文章です。

【りょ さま】「読書感想文11『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉」

(担当者からひとこと)
きっとなんとかなると頭ではわかっていても、変化って怖い。そんな気持ちに共感しました。どんなに大切な人や瞬間も、いつかは無くなってしまうけれど、大事なことは「喪失したこと」ではなく、確かにそれらが「存在していたこと」だと改めて気づかされる作品でした。

『さざなみのよる』

【ミモザ さま】「”生きる”こと(『さざなみの夜』より)」

(担当者からひとこと)
「よいことも悪いことも受けとめて、最善をつくすッ!」というナスミの生き方、素敵ですよね。とても悲しいことがあったとき、頑張って乗り越えないといけないような気がしてしまうけれど、「実は立ち止まっても良い」という考え方にナスミのようなおおらかなやさしさを感じました。

【キミコ さま】「抗えないとしても_『さざなみのよる』(木皿泉)

(担当者からひとこと)
嬉しそうな人がいたら一緒に喜んだり、悲しそうにしていればなんとかしようとしてみたり。あげたりもらったりをしながら生きていく、この地道だけれども美しいやりとりを丁寧に考察しているところが素晴らしいです。まっすぐ届いたものをまっすぐに返してくださった作品です。


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読書感想文コンテストは終了しましたが、一人でも多くの方が皆さまの感想に触れ、『昨夜のカレー、明日のパン』と『さざなみのよる』を読んでみたいと思うきっかけになれば嬉しいです。
興味のある方はぜひ「#昨夜のカレー明日のパン」、「#さざなみのよる」で検索してみてください。ここには載せきれませんでしたが、心温かな感想文をたくさんお読みいただけます!
ご応募いただいた皆さま、誠にありがとうございました。


*既刊書誌詳細*

『さざなみのよる』(文庫本)2020年11月6日発売!
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309417837/

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『昨夜のカレー、明日のパン』(文庫本)2016年1月発売
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309414263/

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