見出し画像

創作をしている人が一番偉いんです!!(※毒吐き)

WEBで小説の発表している人は、その人自身も読み手であることが多いです。
その話に御多分にもれず、僕も他人様の作品を読むほうでしょう。
人気傾向のチェックとか、勉強のためだけでなく、趣味が合いそうなものをふらふら探して読んだりしてます。

小説を読むのが好きだからこそ書けているというのもありますからね。

僕が更新を楽しみに応援しているWEB作家さんがいらっしゃったのですが

断筆宣言をされてしまいました……。

ここのところ感想欄が荒れてるなぁ、大丈夫かなぁと心配してたのですが、とうとうその対応に心が疲れてしまわれたらしく、エタ(永久の更新停止)宣言をされてました。
しばらく休憩されてから、いつか続きを!と思うのですが、そうもいかなかったようで。

衝撃を受けて、怒りまかせにこんなものを書き始めたのですが、創作をする人は、多かれ少なかれ『毒者』と呼ばれる感想を書いている読者の中にはマナーが悪い人間がいることを知っておいてほしい、と思います。

今はインターネットが発達して、読者と作家の距離が近くなり、何かがあるとSNSや感想欄などで作者と読者は容易にコミュニケーションをとることができます。
まだネットがなかった時代は、作品への思いをファンが自分で昇華するために二次創作という形でその舞台を借りて、自分なりの切り口で作品をとらえなおして満足するために、二次創作同人文化が花開いたのではないかと僕は思っています。

ですから、過去は見える場所で読者が作者本人に不平不満をぶつける、ということはあり得ませんでした。
アンチはいつの時代にもいますから、感想を書いた手紙が編集者経由で届くなどはあったと思いますが、皆が見えたり、作者が個人で管理しなくてはいけないところにその不満を表明することはなかったのです。

今でも見えない場所で悪くを書かれているならいいんですよ。例えば5ちゃんねるなんて見なければいいんですから。アンチは好きにあちらでトイレの落書きしてればいいです。

しかし、公開されている感想欄や、SNSのやり取りでは直接相手の時間や労力を使います。対応を迫る場所で、レベルの低い感想、もはやこき下ろしになっているものの対応を迫ったりするのはルール違反でありマナー違反だと思います。むしろ、作品を読まなければいいのに。
自分がアンチをしている意識がない、毒感想を書いている自覚のない人がいるようなのが、見てて見苦しいです。

だって端から見ていても、感想欄に書かれているトンチンカンな批評や指摘に、一読者視点から言って「なに言ってんだろ、ちゃんと読めよ」と突っ込んでしまうことが多いからです……。
そこで横から口出ししてしまったら、ますます感想欄が荒れる元になるので割り込んで書いたりしないだけですが。
口が悪い言い方をすると「この人、読解力ないんじゃないの?」と思ってます。
感想欄を見て僕みたいに呆れかえっている読者、いるでしょうね、絶対。

最近話題な動画レビューでの作品のこきおろしはちょっとこれとは違いますが(これに関しては別の形で書きたいなと思います)。

そんな毒者が出てくるリスクがあるのに作者が感想を求めるのは、自分の創作したものに対して、反応がほしいという真っ当な欲求でしょう。
僕みたいに、感想をもらえるメリットとデメリットを比較して、デメリットの方が大きいと判断して感想拒否を選択するというのは稀かもしれません。誰しも自分の創作物で喜んでもらいたい、そう思うのは当然ですから。

WEB小説家のほとんどはいわゆる素人集団です。
みんな、自信がない中、手探り状態で小説の展開を悩み、1文字1文字を紡いでいます。
小説って受賞作家や書籍作家でも、打ち切りじゃないのに商業ベースに乗った本でもシリーズの続きが出なかったりとかあるのが当たり前な世界です。
書き手の中でもっと自分に自信がない人達が素人作家ですよね。
だから、感想をもらって励みにしたいと思うのは当然でしょう。
自分の時間や労力を対価に、責任だけでやる必要などないからです。
だから、もらった感想を真摯に対応してしまうのもわかります。

しかし、感想をくれる読者も素人なんですよね。
言ってきている相手は商業ベースにのせるために、出版社側の思惑を入れてほしいと作品に書き直しを願う編集ではありません。
ましてや作品を雑に読み流して適当に感想を入れている人だっています。むしろ毒感想投げる人なんて、ほとんどがそういう人です。
そんな素人集団の妄言は、全てを鵜呑みにせず、取捨選択して自分を守ってほしいです。
それにどちらかというと、無言でPVを積み重ねてくれている潜在的な読者さんの方が、真の読者ですから、その人が読み続けてくれているのはなぜか、書かれている小説が面白いからだ、というその事実の方を信じてほしいです。

中には「毒でもいいから反応が欲しい、感想がほしい」という人もいるようですが、毒を食らうくらいなら無反応の方がまし、と思います。
無反応というのは、それはそれで、そういう意思表示ですから。
PVが動いていて、それでいてあえて感想がつかないのは、読者からそういう意思があるという風に読みましょう。
感想なんて、なんでもかんでも面白かったといえばいいわけではなくて、「続きはどうなるの?」という書くに書けない感想だってあります。
だってそれを言ったら、リアルを犠牲に小説書いている方にプレッシャーになるかもしれないし、自分の感想が展開の邪魔になるかもしれないと不安になれば言えないからです。

応援している人は黙って見守る。
批判する人はすぐに不平不満を口に出す。そういう傾向があると思います。
言葉を使って創作するからこそ、他人の投げる言葉にも過敏になるのが、作家の因果なところでもあるでしょう。
でもどうか、そんな作家さんには、自分の作品を愛する人がいるということを、忘れないでいてほしいです。

こちらのnoteがお役立ちいただけてれば幸いです☆