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【初出版『最強の法則』100】 vol.12:自分で「企画売り込み」する方法


昨日は、出版社に個人で企画を売り込むハードルは高いとお伝えしました。
逆に言えば、そのハードルを越えればいいわけです。

一番いいのは、編集者や出版社スタッフに知り合いがいることです。
思い切って、その人に相談してみましょう。
著者に知り合いがいれば、編集者を紹介してもらう手もあるでしょう。

中には、コロナ禍前ですが、出版社の人間がよくいる飲み屋さんや出版パーティで編集者と知り合いになり、出版にこぎつけたというツワモノもいます。
私も小説の作家先生のよく行く店に偶然を装って通いつめ、そのうち必ず同席するようになり、他社の順番を超えて作品をいただいたこともあります。
クラハでも、編集者や著者と知り合いになって声をかけられたり、相談したら企画が採用されたという声をよく聞きます。

もちろん、そんな知り合いなどいないという方も多いでしょう。
そういう場合は、
自分の出したい企画や分野の本を出している出版社をピックアップします。
特に、売れていそうな本を出している出版社名をチェックしてみましょう。
本の目次や本文の最後のページ(奥付)に、
本の担当部署や編集者が掲載されているケースも増えてきました。
その編集者宛に、企画書を郵送で送るのです。
サイトで企画書受付をしているなら、そこに送るのも手です。

もちろん、勝手に送られた企画書が読まれるとは限りません。
「個人名で見知らぬ人から企画書を送られてもね…」
「勝手に郵送された企画書は読みません」
と公言する編集者もいます。
しかし、その方法で出版した方を何人も知っています。
何度も申し上げますが、編集者は必死に企画と著者候補を探しているのです。
私もSNSのDM宛に相談があったり、郵送されて企画書を拝見したことは何度もあります。

自分で出版社を決めるなら、それなりの労力と時間が必要なのです。

書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。