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【初出版『最強の法則』100】vol.18:企画5Dの(1)「誰が書くのか?」


前回は企画を作る際に考えるべき「5D」をお話しました。
(1)誰が?(著者)
(2)誰のために?(読者)
(3)どんなことを?(読者の悩み・不安・問題・欲望など)
(4)どんな方法で?(解決する手段、方法)
(5)独自性は?(その方法や考えのオリジナリティ)

今回は(1)誰が?(著者)について、お話します。
企画書では、「この企画の本を出すのに、あなたがふさわしいかどうか」を考えて、
それを最大限に表現する必要があります。

まず、企画にしたい分野での実績は最重要です。
圧倒的な実績があれば、ベストです。
たとえば、「株式投資」の企画を考えると仮定しましょう。
・株式投資を続けている年数
・株式投資で儲けた金額など数字でわかる実績
・指導したセミナー受講生の数
・独自の理論
・株式投資に特化したSNSのフォロワー数
このような内容が書けるとベストです。

たとえば、仮の人物ですが、こんなプロフィールはいかがでしょう。
「小遣い月3万円の会社員生活に嫌気がさして一念発起。独自の投資メソッドを生み出し、副業で株式投資を続ける。10年前に独立。自ら株式投資を続けながら初心者に教えるセミナーを開講し、指導した受講生は1万人以上。子育てのためにリタイアしていたが、昨年から『年金いらずの楽々投資メソッド』を目玉に、セミナーを再開。いまでは常に入塾待ちの人が100人以上並ぶほどの人気を博している。同じタイトルのYouTubeは登録数20万人を超える。」
株式投資に興味のある人なら、なんとなく、この人に興味が湧いてきませんか?
 
「不遇の時代」があったかどうかはかなり重要です。
 この本を読む方は、おそらく株式投資で成功している方ではありません。これから始めたいと思っている方か、初心者です。
その読者に親近感を持ってもらうこと、「自分もこの本を読んだら同じようにできそう!」と思ってもらえかどうかが重要なのです。

 企画書でのプロフィールの書き方は改めて詳細に書きますが、まずは「自分の実績」「書く資格があるか」を重点的に見ながら、ご自分の棚卸しをしてみましょう。

書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。