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【初出版『最強の法則』100】 vol.10:出版への10ステップ


「出版したいけど、何から始めればいいのかわからない」
未経験者の方から聞く、一番の悩みです。
出版するまでの道のりは一人一人様々ですが、
ここでは、大まかな流れをお伝えします。
紙のビジネス書や実用書の商業出版のケースを見てみます。

(1) 出版の目的を決める
(2) ルートを決める
(3) 企画を考える
(4) 自分の棚卸をする
(5) 出版社を決める(決まる)
(6) 企画を決定する
(7) 執筆、あるいは取材を受ける
(8) 本文・カバー等制作、チェック、修正
(9) 発売→宣伝プロモーション
(10)必要なら書籍に合わせたコンテンツ制作と販売(バックエンド)

出版の工程は大きく分けて10ステップに分けられると思います。
(3)と(4)など、同時並行でやる可能性がある工程もあります。

出版とは、ただ本を出すだけではありません。
商業出版の著者は「売る」、つまり読者の手に届くまでの行程を理解することが必要です。
再三申し上げていますが、
採算が取れない出版は、出版社にとって意味がないからです。

今後はこの10工程を細かく分解してお伝えしていきます。
(1) はこの連載のvol.3で概略をお伝えしたので省略します。
今回は(2)出版ルートを決めるについて、述べましょう。

ルートは大きく3つに分かれます。
① 出版社から声をかけられる
② 自分で出版社に売り込む
③ 出版プロデューサーに依頼したり、セミナー・出版塾に通う

① が理想であることは言うまでもありません。
出版社の編集者は、常に新しい企画や著者を血眼になって探しています。
その編集者のアンテナに引っ掛かり、「本を出しませんか」と連絡があれば、チャンスです。
別項目で詳しく述べますが、そのために本業やビジネスを磨いて、実績をあげ、発信し続けるという手はあるでしょう。

他力本願にしたくないという方は、②の自分で売り込む手があります。
これについては次回詳しく述べますが、特殊なケースを除き、
労力と時間がかかる可能性が大きいです。

③の専門家への依頼は先日の連載vol.7で述べましたが、選択肢の一つです。
出版のプロがコーチして伴走してくれるわけですから、
自分一人でやるよりは、効率的かもしれません。

1つのルートではうまくいかず、様々なルートを試している方もいます。
自分に合った方法を見極めることが大切だと思います。

書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。