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【初出版『最強の法則』100】 vol.4:目的によって出版手段は変わる


(出版に関心のある方に向けて、100回にわたり出版に関する豆知識を書いていく予定です)

目的によって、手段は変わる。
それは旅行でもビジネスでも、そして出版でも同じです。
紙書籍なのか、電子書籍なのか。
自費出版なのか、商業出版なのか。
書籍なのか、雑誌風なのか。
文字中心なのか、漫画や写真、イラストがメインか。
目的に応じて、様々な選択肢があります。

たとえば。
とにかく今すぐ出版したいなら、
電子書籍のkindleまたは紙の自費出版が向いているでしょう。
あるいはAmazonでスタートしたばかりのPODでもいいかもしれません。
この3つの手段は、基本的に自分のやりたい企画で、出版することができます。
出版社による企画や著者の審査がほとんどありませんから、自由度が最も高いですし、
原稿があれば、すぐにでも出版できます。

いわゆるブランディングやビジネスの発展、あるいはスタッフの採用などに結び付けるなら、通常の商業出版を狙ったほうがいいでしょう。
編集のプロが的確な企画で、クオリティの高い作品に仕上げてくれるはずです。
出版社の厳しい企画審査を通る必要があり、自分の思うような企画では出版できないかもしれませんが、読者のニーズに合った作品になることは間違いありません。
基本的に全国の書店さん、Amazonなどネット書店でも販売されます。

ここではっきり言っておきますが、
自費出版やkindle出版の価値を疑問視する声は、いまだ出版界に根強いです。
企画、文章、デザインなどにプロの手が入っていないケースが多く、クオリティは保証できない――それが大きな理由でしょうが、もはや偏見と言ってもいいかもしれません。
業界の見方は関係なく、自分の目的のためなら自費出版やkindleもあり。
本当に出版したいなら、その可能性も視野に入れていいかもしれません。

次回以降はもう少し、商業出版と自費出版を掘り下げます。

書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。