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【初出版『最強の法則』100】 vol.15:書店で類書を探そう


企画書にとりかかる前に、ぜひやってほしいことがあります。
それは、類書分析です。
自分の出したい企画や分野が漠然と思い浮かんだら、
同じような企画の書籍を探してみましょう。

Amazonでのキーワード検索だけでも最低限やってほしいですが、
できれば書店さんにも行ってほしいのです。
それも、違うタイプの書店さん何か所か、にです。
都心の大型店、郊外のショッピングモールの中にあるお店など、
タイプの違う書店さんを最低3つぐらいは回ってほしいのです。

書店さんに行く理由は3つあります。
(1)類書が何種類くらい出ているか、わかる
(2)類書の置かれ方がわかる
(3)類書で売れている本がわかる

(1)は言うまでもありません。
書店さんに行けば、あなたの考えている企画の類書は何冊もあります。
逆に類書がなければ、その企画は諦めることも考えないといけません。
本当に類書がないほど独創的な企画なのか。
あるいは、ほとんど需要がない企画なのか。
どちらか、だからです。

(2)は、まず書店さんによって置かれる場所が違うケースがあるからです。
本当は自己啓発書のコーナーにおいてほしいのに、ビジネス書のコーナーに置かれていることなど、いくらでもあります。

(3)に関しては、売れ筋の企画の本は「平積み」と言って、
表紙を上にして何冊も置かれているケースが多いです。
どんな商品もそうでしょうが、「売れている本を売る」――それが基本です。
ベストセラーなら、新刊コーナーや話題書コーナー、専門分野の棚など
何か所も置かれているケースがあります。

類書で売れていそうな本を中心に、本をめくってみましょう。
自分の本が編集者によってどのように料理されるのか、
デザインや章立てもチェックしてみてください。
「こういうテイストの本がいいな」とイメージが膨らむかもしれません。
できれば、気になった本は実際に購入しましょう。
それは企画書を作る際の参考にもなります。

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川田修(Osamu Kawada)
書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。