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【初出版『最強の法則』100】 vol.37:企画書の構成案は“オリジナルワード”で勝負


企画書の中でも重要な「構成案」(章立て、項目)。
前回までに、構成案のポイントとして、主に下記の3つを述べました。

①始めは類書のTTP(徹底的にパクる)でいい
②構成案にはあなたのコンテンツ、知識、経験を120%出す
③章立ては「起承転結」ならぬ「起結承転結」で

これに加えて、2つお願いしたいと思います。
・編集者が「おやっ?」と思うような、オリジナルな表現・内容を入れること
・できるだけ具体的な内容を入れること

先に構成案はTTPでいいと書きましたが、
類書をマネしていいのは、章立てや項目の順番だけです。
キーワードはあなた自身の言葉にしないといけません。
そして、一般的ではない表現やノウハウに関しては、
編集者にわかるように、補足説明を付けるべきです。

たとえば、以前も書きましたが、
「話し方」をテーマにした構成案で、
下記の項目をあなたの言葉に転換するとします。

「話し相手への反応は、あいづちが大切」

あなたの考えでは、こうなりました。

「話し相手への反応は、名前・笑顔・笑声の3点セットで」

これに、「笑顔で相手の方の名前を呼んで、声も明るく弾むような声でお答えする」と補足説明をつけてもいいでしょう。

オリジナルな表現にこだわることは非常に重要ですが、独りよがりになっていないか、
企画書を書きあげたら、編集者以外の方に読んでもらうといいかもしれません。
「この表現は面白いけど、意味がわからない…」
と悩むことは、私も企画書を読んでいてよくあることなんです。
編集者が理解できる内容にする――これは必ず心がけましょう。

次回は類書の選び方と差別化について書きます。
ではでは!

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