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レース見解・回顧

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ターコイズステークス(2023年)のレース回顧

ターコイズステークス(2023年)のレース回顧

今年のターコイズステークスはスローペースになったことで、内進路を通った先行馬が恵まれる形に。

実際に上位入線馬と下位入線馬をグループ化して馬番平均を見ても、内進路を通りやすい内枠の馬が恵まれたことがわかる。

・1~9着馬の馬番平均:6.625
・10~18着馬の馬番平均:10.375

このような展開になると恵まれる順は次のようになる。

1.内目の進路を確保した馬
2.後方で脚を貯めて直線勝

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有馬記念(2023年)の予想オッズと有力馬見解

有馬記念(2023年)の予想オッズと有力馬見解

有馬記念の予想オッズ有馬記念の有力馬見解■スターズオンアース 推定1人気4.9倍
前走のジャパンカップは、取消明けに加えて大外枠と不安な条件が重なったが3着に好走。

ビュイック騎手が非常にスムーズな誘導をしたことで、コーナーロスは最小限に押さえられたので、枠による不利はほぼなかったと考えて良いでしょう。

それでも、超豪華メンバー相手に正攻法の競馬をしての3着は立派。今回は1着のイクイノックスと

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朝日杯FS(2023年)の予想オッズと有力馬見解

朝日杯FS(2023年)の予想オッズと有力馬見解

朝日杯FSの予想オッズ朝日杯FSの有力馬見解■ジャンタルマンタル 推定1人気3.4倍
初戦はスッと好位につけて最内を確保。ゴーサインを出すとすぐに反応し一気に突き放す優等生な内容でまだまだ余力があった。

2戦目のデイリー杯2歳も初戦と同様に好位のインを確保。直線では若干狭くなる部分があったが、うまく抜け出すことが出来た。こちらも余力たっぷりの勝利。

2戦共に内からロスのない競馬が出来ての連勝で

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チャンピオンズカップ(2023年)のレース回顧

チャンピオンズカップ(2023年)のレース回顧

今年のチャンピオンズカップは、レース映像を見るまでもなくインを通った馬が圧倒的に恵まれたレース。

コーナーロス結果表をご覧いただければ一目瞭然。

中京ダート1800mは外枠が不利と言われているが、正確にはコーナーで外を回した馬のロスが大きいということ。

つまり、外枠だろうがスムーズにインにいれることができた馬は、枠による不利はほとんどなかったと考えて良い。

勝ったレモンポップは、大外枠だっ

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阪神ジュベナイルフィリーズ(2023)の有力馬見解・予想オッズ

阪神ジュベナイルフィリーズ(2023)の有力馬見解・予想オッズ

阪神ジュベナイルフィリーズ(2023)の予想オッズ阪神ジュベナイルフィリーズ(2023)の有力馬見解■ボンドガール 推定1人気4.6倍
1~6着馬までが勝ち上がったハイレベルな新馬戦を勝利。

2戦目のサウジアラビアRCは1人気に推されたものの完敗の2着。出遅れて折り合いを欠いたりと課題が浮き出た1戦に。

それでも、サウジアラビアRCでタイム差なしの3着だったシュトラウスは次走の東京スポーツ杯2

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チャンピオンズカップ(2023年)有力馬見解

チャンピオンズカップ(2023年)有力馬見解

■クラウンプライド 1人気4.7倍想定
昨年のチャンピオンズカップは1着にクビ差の2着と好走。

そこから4戦しているが、すべて海外・地方での戦績になるので、昨年のチャンピオンズカップのパフォーマンスが一つの大きな指標となる。

その昨年のチャンピオンズカップはロスなくスムーズな競馬が出来ており、恵まれた競馬での2着であった。上位勢はすべて道中で内目を回った馬が独占しているように、展開が向いた上で

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福島12R(20231118)回顧&次走注目馬

福島12R(20231118)回顧&次走注目馬

今回取り上げるのは土曜日福島最終レース。

芝稍重で行われた一戦。

とにもかくにも上位入線馬の脚質をご覧いただきたい。

・1着:16番ボーイングランデ 15-14-12-8
・2着:01番コスモバラタ 7-7-5-3
・3着:14番クロスライセンス 9-10-9-8
・4着:07番ヒルノアントラ 11-12-12-11
・5着:15番マイネルカンパーナ 14-14-14-12

完全な差し決着

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マイルチャンピオンシップ(2023年)有力馬見解2

マイルチャンピオンシップ(2023年)有力馬見解2

■ソウルラッシュ
前走の京成杯オータムハンデキャップはトップハンデの59kgを背負っての快勝。但し、イン前有利の展開の恩恵を受けたのも事実。

G1レースには三度挑戦して結果が出ていないが、2回は致命的な不利を受けており度外視が可能。不利なくレースを進められた昨年のマイルCSでは僅差の4着と良いところまで来ている。

馬場が渋った方が良いタイプの馬で当日の馬場状況も鍵を握る。また、乗り難しい面があ

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福島記念(20231112)回顧&次走注目馬

福島記念(20231112)回顧&次走注目馬

福島記念はハンデ戦。

ハンデ戦はゴール前で横一線になることも多いが、今年はハンデ戦らしからぬ着差の開くレースになった。

その原因は3コーナーから直線にかけて不利が多発したこと。

多発した不利をくぐり抜けて比較的スムーズな競馬ができた馬が上位に入線しており、もう一度レースをやり直したらガラッと着順が入れ替わるだろう。

このレースで次走注目したいのは...

ジャパンカップ(2023)有力馬見解

ジャパンカップ(2023)有力馬見解

■イクイノックス
前走の天皇賞(秋)は、レース内容・走破時計共に申し分がない圧巻の勝利。歴代の天皇賞(秋)の中でもトップクラスのパフォーマンスを披露したといって良いだろう。

末脚が存分に発揮できる東京コース・距離2400mは何の不安もなく、様々なポジションからレースを進めても直近は5連勝しているように、いよいよ隙がなくなってきた印象。

唯一の心配点は体質面。2歳時から体質が弱く調整に苦労してい

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マイルチャンピオンシップ(2023年)有力馬見解

マイルチャンピオンシップ(2023年)有力馬見解

■セリフォス
前走の安田記念は2着。レーン騎手がラチ沿いぴったりをロスなく騎乗し、直線で前が詰まりそうになりながらギリギリのところを割って抜け出すも勝ち馬のソングラインに差し脚に屈した形。ほぼ完璧な競馬ができての2着であり、この辺りが本馬の最大パフォーマンスだろう。

5か月半ぶりの実戦になるが、2週前は栗東CWで大外を回ってラスト1F10.9秒、1週前はさらにタイムを縮めてラスト1F10.7秒と

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エリザベス女王杯(2023年)有力馬見解②

エリザベス女王杯(2023年)有力馬見解②

有力馬見解の第一弾は下記

■サリエラ
半兄サリオス・全姉サラキアということでデビュー時から注目されてきた馬。3歳秋にはローズステークスで2着に入るなど飛躍が期待されたが、近3走はすべて1人気に支持されながらも1着→3着→7着と期待を裏切っている状況。

但し、近3走はいずれも牡馬との混合戦。牝馬限定G1ならとそれなりに人気を集めそうではあるが、気になるのは斤量。前走時428kgと小柄な馬で、斤量

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