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エリックの「クリエイティブ発想法」2(坂本龍一編)

エリックのクリエイティブ発想法、2回目の投稿です。今回は坂本龍一に学ぶクリエイティビティ、という回でした。

講義の中で、印象的だった言葉を記させていただきます。

1 クリエイティブ思考の4つのポイント
① 視点を変える
② 常識の逆張りからアイデアを出す
③ 対極にあるものを組み合わせる
④ 最先端のテクノロジーから妄想する

 アイデアが調子よく出てくる時はこれが自然に出来ている気がします。また、アイデアを絞り出すときの力技としても使えます。


2 坂本龍一の言葉

①ドビュッシーだって青写真的なものはあるけどかなりプライオリティは低い。むしろ聴く喜びの連続をただ求める「発想の瞬間」が続いていくだけ。

②遊びは結果を求めませんし、プロセス。僕が音楽を作るのもそんなプロセスが面白いから・・・子供の砂遊びみたいに、何を作ろうとイメージするのではなく、いじっているうちに形になっていく、それが創作であり、創作こそ僕にとって遊び。

③「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくなかった」

④もともと僕は、工事や工場の音が好きで、道路工事の現場があると、立ち止まって録音したりもすることもあります。YMOのときも工場の音をドラムとしてサンプリングしたことがあります。今回のアルバムでは、そういったノイズやかつて作られた音響彫刻、さらには映画のセリフなど、いろいろな音も使っています。ある人にとってはただの騒音でも、僕にとっては音楽。ノイズもサウンドも人の声もすべての音が音楽なんです。

⑤自分の思い通りに生きたかどうかが大事。長さではない。どう生きるかどう死ぬかっていうのは個人が責任をもって選んで下さい。

 この中でも特に①の『「発想の瞬間」が続いていくだけ』の状況、というのが、想像するだけでワクワクします。


3 授業を通して感じたこと
① 自分の中の「偏愛」を突き詰めると、自分の探している答えが見えてくるかもしれない。
② 自分が好きだった原風景を思い出してみよう。
 坂本龍一の、工事の音が好きだったという話を聞いて、そういえば自分はこの音が好きだったなあと思い出しました。子供の頃いつも聞いていた、織物工場の織機の音です。動画は別の町のものですが、ほぼこんな感じです。

この動画に出てくる人も、この何でもない「音」を愛してるんですよね。たぶんみなさんにも、自分だけの懐かしい音や風景があるのだと思います。
今見ているものと古い記憶がつながって電気が走る瞬間! に、何かが生まれそうな気がします。

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