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ちょっと良いイヤホンを買った話

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

先日、そこそこ長く使っていたイヤホンが故障した。片耳だけは生きているのだが、もう片耳の調子が悪い。

ラジオの周波数を合わせるかの如く、小刻みに回している内に聴こえてくる時もあるのだが、仕事中にその作業をするのは流石に生産性が悪い。

てなわけで、新しく買い換えることにした。

巷ではワイヤレスタイプのイヤホンが流行っているが、私は未だに有線を選ぶ。懐古趣味とかではないが、単純に線があったほうがしっくりくる。多分失くすこともないだろうし。

折角の機会だからと、いつもよりちょっと高いAudio-technicaのイヤホンを買ってみた。前よりも音の伝わり方が全然違うし、周りの音も聞こえなくて、正直感動している。

最近少しづつ、自分の生活レベルを上げようと考えている。まぁもとより書籍か食事にしかお金を使わない生き方をしてきたため、普段よりちょっと高いものを買うだけでも簡単に生活の質は上がる。

例えば、蛍光灯を白色から暖色に変えてみたり、ちょっと高い調味料を買ってみたり、要はその程度である。所詮は数千円の差でしかない。

本当はもっと稼げたほうが、気持ち的にも豊かになれるのだろう。角田光代さんの「紙の月」ではないが、値札を見ないで物が買えるのなら、将来を案じることもあまりないんだろうなとは思う。

先日も知り合いに言われたこと。生きていく以上お金は必要だし、ましてや恋人と付き合おうものなら、余計稼がねばならなくなるよって。

そうなんだろうなとは思うけれども。いやそうなんだろうけれども、そのために身を粉にする必要性が、今の私にはない。

この世のよいものというのはすべて、われわれに役に立つかぎりにおいてよいものなのであって、他人にやれるほど山と積み上げてみたところで、われわれが享受できるのは自分の使えるだけで、それ以上ではない。

デフォー「ロビンソン・クルーソー」集英社より抜粋

ライターとして働いて、ほぼ毎週読書会を主催して、休日は本を読んだりして、時にはちょっと贅沢して、それでいいじゃんって思っちゃう。

だって昔の自分よりも、今の自分の方が確実に頑張っている。

他人と比べたらそりゃ全然だけれども、上を見たら切りがない。わざわざ自分が虚しくなるところに、身を置く必要もない。

イヤホンを買った話からだいぶ脱線したけれども、ちょっとずつ、自分の求めている豊かさを目指そうと思う。それではまた次回!

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