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読みたい本を読むこと

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

会社で本が借りれる環境にあってか、なかなか自宅の積読を解消できない。ミステリーブームで買い漁った宮部みゆきさんや湊かなえさんの作品が、かれこれ半年以上積まれたままである。

その上、読書会で本を勧められると、また読みたくなってしまう。それが会社で貸し出していれば、当然心揺さぶられてしまう。

時に、知り合いから是非感想を聞きたいと、本を勧められることがある。ただでさえ本が積まれているため、早い内に読むとは伝えてある。

その後しばらくしてから、あの本は読んだか、まだ読んでないのかと迫られる時がある。覚えてはいるが、なかなか紐解いていないことが多い。

別に約束したとは思っていないし、期限をつけられたとは思っていないから、こちらも読みたいときに読むつもりでいる。

(それを逆手に利用して、何日までに読める?と約束するパターンもある。約束することで、守らなきゃと言う意識を植え付ける)。

そこまでして読んでほしい本ならば考えなくもないが、大抵はその人にとって面白かった本であり、私自身が読みたいと思った本ではない。

読みたい本というのは、誰がおすすめしたかと言うよりは、自分が読みたいかである。

みんな読んでいるからって、自分にとって面白いとは限らない。そもそもこの人が読んでいるから私も読むと言うのは、少し安直な気がする。

人に本を勧めるときも同様、相手に希望はしても、期待はしない方がいい。

でないと、読んでないと言われたときに、相手に申し訳なさを芽生えさせてしまう。

また、借金の催促と同様、読書の催促は伝える側にとっても気持ちの良いものではない。

学生時代、バイト先の先輩に本を貸したことがある。ただ1ヶ月以上返ってこなかったこともあり、そろそろ読み終えましたかと伺ったら、即座にまだ読んでる!と返された。

それがちょっとしたトラウマになっていることもあり、本の読むことについて催促しないようにしている。

私でさえ自分のペースで、自分が読みたい本を読みたいと考えているのに、人に期待するのはお門違いだなと。

つまるところ、自分が読みたい本を読むのが一番である。それは相手もそう考えているのだから、無理に催促しないこと。

これは読書好き同士のマナーではなかろうか。それではまた次回!

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