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読書記録「自分を鍛える」②

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

今回は、前回に引き続きジョン・トッド 渡部昇一 訳「自分を鍛える」三笠書房 (1985)について書かせて頂きます。

ジョン・トッド「自分を鍛える」三笠書房

ジョン・トッド(1800-1873)はアメリカの牧師でありながら、精力的に執筆活動をし続け、開拓時代の厳しい環境に在りながらも、70歳に及ぶまで著作活動を続けた方です。

前回に引き続き、全8章の内、後半の4章をまとめます(是非前半もご覧下さい)。


5.人生の持ち時間をいかに有効に生かすか

「時間に強欲になるのは美徳である」
人はどうしても惰眠を貪り、つまらぬことに時間を浪費し、気晴らしとばかりに多くの時間を無駄にする。

故に、時間を制する者は人生を制する者と言っても過言ではない。

怠惰に打ち勝つ術は、常に義務と心得ることなり。

6.修養をつんだ人の言葉を生きる糧にせよ

会話によって意見や考えを交換できるのは、人間に与えられた素晴らしい贈り物である。 

また同様に、口はわざわいのもとでもある。

例えば…
NG 時間を無駄にするだけの雑談
NG 会話を独占する
NG 相手の弱みを話題にする
NG 陰口 悪口 中傷
NG 自分の功績や貢献をひけらかす
NG 偽善 お世辞 おべっか
NG 小難しい知識や教養をひけらかす
NG 感情的になる(カッとなるなど)
NG (会議などで)黙っている

会話は一種の取引であり、対話や集いを終えた後は、全員が前より賢くなるか、相手を一段と賢くさせる必要がある。

7.健康は頭脳・精神の滋養となる

人生は長距離走である。
故に、大きな展望を掲げているならば、長期的な視点で物事に取り組む必要がある。

そのためにも、健康であること。
規則正しい生活、運動習慣、メンタルヘルスなどの重要性を若い内は感じないかもしれないが、これは推奨ではなく義務と心得るべし。

8.つねに自分の限界を突き破って伸びよ

富を手にする最も確実な方法は「勉強」することである。

自分自身を深く知り、自分の頭で考えられるようになり、自分が何を目指して生きるのかを決める。

最後に、本著の言葉を引用して締めます。

これから後の人生は、すべてたゆまぬ努力の成果であるはずだ。あなたには、励ましてくれる友達や書物、そして師がいる。しかし、自分の知力を鍛え養っていくのは、結局あなた自身でなければならない。この世で価値あるものは、すべて努力という代価が支払われるのだ。

同著 19頁より抜粋

毎日学び続けること。何を成すにも学びが必要です。そして、学んだことを自分の言葉で語れる人になっていきましょう。それではまた次回!

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