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本を読むと顔つきが変わると言うが。

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

ビジネス書や自己啓発本なんかで、よく「本を読む人は顔つきが変わる」というものがある。

読書で得た知見や知識により自らの価値観が変わり、価値観が変わることで気持ちが変わり、気持ちが変わることで顔つきまで変わるのだという。

著者によっては、会話をするだけで、その人が本を読むか読まないか分かるらしい。その人の顔つきから、日々読書をしているからこそにじみ出る何かを感じ取るらしい。

個人的な主観になるが、これまで読書会で数百人の読書好きな方とお会いした経験上、読書家に総じて共通する顔つきというものは分からない。

ただ、おそらくこういう本を読んでいるだろうなと推測できることはある。多分この人はこういう本を好んで読むんだろうなってのが、初対面でもなんとなくわかる時がある。

例えば、ビジネス書や経済に関する本を好んで読んでいる人は、概ね笑顔である。営業で外回りをしているのか、第一印象をそのままキープするかのように、ずっと広角が上がっている傾向がある。

それはつまり、本に書いてあることをそのまま実践しているということなのだろう。だから、顔つきを見ただけで本を読んでいるか判断できるという説も、分からなくもない。

一方、哲学を読む人は基本表情が変わらない。無表情とは限らないが、基本的に最初の顔つきが変わることはない。淡々と事実を述べるのに、表情筋を動かす必要がないのかもしれない。

面白いのは、歴史や芸術などの教養を深める人全般に当てはまるのではなく、哲学に陶酔している人がそういいう傾向になりがちなことである。一人で考える時間が長いほど、顔つきも硬直するのだろうか。

だが正直、現状はその2パターンくらいしか判断できてない。まだまだ本のジャンルは幅広いし、小説を読む人に共通する顔つきというものも分かってない。

まぁあくまでも、読書会にいらっしゃる人限定であって、常日頃からこの人は本を読むだろうなとか考えているわけではない。むしろ移動中は本を読んでいるため、それどころじゃない。

むしろ目の前にいる人が本を読む人か読まない人かなんて、顔つきを見ただけでわかるものだろうか。

ただ、私に限って言えば、趣味が読書であることに、誰も何も違和を感じないらしい。「でしょうね」って感じらしい。

いかにも読書しているっていう雰囲気ってのは、例えその人が本を手に持ってないしても、醸し出しているのかもしれないね。

自分では全然気づかないものだけれども。それではまた次回!

※ あとがき
顔つきに関する共通点は、あくまでも私の超個人的な主観によるものであり、必ずしも全ての人に当てはまるわけではないです。あしからず。

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