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読書習慣の7つのタイプ

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

先日、Googleさんからあなたにおすすめと提供してくれた記事に、オーストラリアの高校生を対象にしたアンケートから、若者の読書習慣を7つのタイプに分類したものがあった。

・1 Fiction Fanatics(フィクション愛好家)
・2 Regular Bookworms(本の虫)
・3 Rushed Fans(本は好きだが忙しい)
・4 Casual Dabblers(カジュアルな読書量)
・5 Holiday Browsers(休日のブラウジング)
・6 Sparse Readers(まばらな読書量)
・7 Book Abstainers(まったく本を読まない)

上記の記事より抜粋

傾向としては、本をまったく読まない"Book Abstainers"が最も多く、2番目が週に1〜3回程度しか本を読まない"Casual Dabblers"となっている。

あくまでも、「デジタル時代におけるティーンエイジャーの読書状況」というレポートとして、今後活字離れを防ぐためにはどうするべきかということに論点を当てているが、個人的にはこの分類がなんか好き。

この分類分けの(個人的に)面白いところは、何のために本を読んでいるかと言うよりは、基本的に読書の頻度でタイプ分けされている点だ。

例えば、読書量が多い人でも、"Fiction Fanatics"は主にフィクションしか読まないタイプとされ、"Regular Bookworms"はフィクション以外にもウェブ記事なども読む者を指す。

休日に本を読むにしても、読書に対して前向きだが忙しくて読めない"Rushed Fans"タイプと、そもそも読書の頻度が低い"Holiday Browsers"は別にされている。

今まで、読書に対する捉え方でしか分類したことがなかった。読書会でも、大前提は「本が好きな人」が集まるけれども、読書に対する目的や捉え方は人によって様々である。

例えば、基本的に心潤す文学ばかり読んでいる人と、何かしら実益のために本を読んでいる人とでは、同じ読書好きであっても話す内容に差が生まれる。

先日あった例でいれば、逢坂冬馬さんの「同志少女よ、敵を撃て」を読んで、登場人物の感情にフォーカスする人もいれば、戦時下の時代背景が知れて興味深かったと語る人がいたなど。

何のために本を読むかという前提は大きく変わらないけれども、この捉え方による分類は、不変であるとは言えない。

私自身、基本は小説が好きではあるけれども、たまにはビジネス書だって読むし、教養に関する本だって読む時期もある。

その移り変わりは、自分自身の周期性という気分的なものでもあるが、周囲の読書状況に寄るものも少なくない。読書会で他の人から勧められると、全然興味なかったけれども読みたくなるように。

それゆえに、何かしらの外部から対策を施すことによって、"Book Abstainers"の割合を少しでも"Casual Dabblers"に移行させることはできるかもしれない。

ただその要因分析とかもしなきゃってなると、もう何のための統計だか、目的がわからなくなりそうだけれどもね(笑)まぁそれに関しては、私なんかよりも偉い人に考えてもらおう。

皆さんはどのタイプに当てはまるだろうか?それではまた次回!

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